世界鉄道博
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世界鉄道博(せかいてつどうはく)は、読売新聞社とBS日テレが主催する、鉄道模型の展示イベントである。会場はパシフィコ横浜。2016年は7月16日から9月11日まで開催された[1]。
概要
[編集]横浜みなとみらい地区に所在する原鉄道模型博物館の協力により、原信太郎(1919年-2014年)[1]が製作・収集した膨大な鉄道模型を軸に、世界の鉄道の魅力を広く伝えることを主題とする[2]。開催前の内覧会では、原信太郎の次男が挨拶にて「父は生前様々な国の機関車や客車を連結して走らせ、世界の車両が一緒に走る鉄道模型のように世界平和を願っていた」と話した[1]。
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ウェルカムボード
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プロローグ・世界各地の鉄道写真
展示内容
[編集]- ZONE-1 世界の鉄道模型コレクション
- 原信太郎の6000両にも及ぶコレクションの中から、これまで未公開だった1150両のHOゲージ[3]模型が展示されている[2]。展示車両は国別に分けられてはいるが、車両1両ごとのキャプションは付けられていない。
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イギリスの鉄道模型の展示の例
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ヨーロッパのOゲージ鉄道模型
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ヨーロッパのOゲージ鉄道模型
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アメリカのOゲージ鉄道模型
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アメリカのOゲージ鉄道模型
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日本のOゲージ鉄道模型
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日本のOゲージ鉄道模型
- ZONE-3 シャングリ・ラ鉄道
- 原信太郎が1937年に自宅で"創設"した鉄道模型の理想郷「シャングリ・ラ鉄道」に由来しており[1]、幅約30メートル、奥行き約10メートルの面積に、28線で同時走行可能で、走行距離約650メートルのHOゲージレイアウトを設置し[1]、世界各国の鉄道模型が走行する。28のエンドレスを含み、用意した車両は560両(そのうち外国型160両)で、同時に260両の走行が可能[2]。長大なレイアウトのため、随所に給電設備を入れて電圧の低下を防いでいる[2]。会場の奥には神奈川県内の鉄道会社の展示コーナーも設けられている。
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シャングリ・ラ鉄道
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シャングリ・ラ鉄道
- ZONE-4 鉄道ワンダーランド
- 新幹線(ドクターイエローとH5系)の乗用鉄道模型の運転[2]、塗り絵で描いた電車がスクリーンを走るコーナー、きかんしゃトーマスの大型カットモデルなど、親子で楽しめるアトラクションコーナー[2]。
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新幹線の乗用電動模型運転
入場サービス
[編集]2016年開催のもの
- 名前でおトク
- 横浜にちなんで「は」と「ま」、あるいは鉄道にちなんで「て」と「つ」の2文字両方が名前にある場合、身分証の提示で入場料の割引がある。
- ゆかた割
- 浴衣あるいは甚平を着た来場者に、入場料の割引がある。
- セット券
- 原鉄道模型博物館の入場料、横浜市営地下鉄の運賃、または横浜ランドマークタワー展望台入場券とのセット券がそれぞれ発売されている。
- 半券サービス
- 原鉄道模型博物館、カップヌードルミュージアム、横浜美術館(メアリー・カサット展)、三菱みなとみらい技術館との相互半券サービスがある。