世界トレイル・オリエンテーリング選手権
開始年 | 2004 |
---|---|
主催 | 国際オリエンテーリング連盟 |
チーム数 | 25か国(2019年)チーム |
公式サイト | |
World Trail Orienteering Championships |
世界トレイル・オリエンテーリング選手権(せかいトレイル・オリエンテーリングせんしゅけん、英: World Trail Orienteering Championships)は、国際オリエンテーリング連盟 (IOF) が主催するトレイル・オリエンテーリングの世界選手権である。略称は世界トレイルO選手権、WTOCである。
2004年の初開催以降、毎年開催されている。フットオリエンテーリングの世界選手権と併催されることもある。
競技種目
[編集]現在行われている種目
[編集]- PreO
- 2日間行い、両日の成績を合算して順位を決定する。
- TempO
- 予選決勝方式。予選の上位36人が決勝に進出する。
- 2013年より正式種目となった。
- リレー
- 3人で1チームを構成する国別対抗戦。
- 2016年より正式種目となった。
PreOとリレーは、誰でも出場できるオープンクラスと、移動障害のある競技者のみ出場できるパラリンピッククラスに分けられている。TempOは、オープンクラスのみの設定である。
各国には出場枠が定められており、PreOの各クラスはそれぞれ3人まで、TempOのオープンクラスは4人まで出場できる。これらの出場枠とは別に、過去12ヶ月間に行われた地域選手権および前回の世界選手権におけるこれら2種目の優勝者には、それぞれ個人枠が与えられる。なお、現在行われている地域選手権は、2年に一度の欧州選手権のみである。
過去に行われていた種目
[編集]- チーム
- 規定人数分のPreOの成績を合算して競う国別対抗戦。
- 2015年まで行われた。
大会一覧
[編集]回 | 年 | 日程 | 開催国 | 開催地 | 参加国数 | 競技者数 |
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1 | 2004 | 9月15–18日 | スウェーデン | ヴェステロース | 15 | 43 |
2 | 2005 | 8月9–12日 | 日本 | 愛知県額田町、作手村 | 13 | 39 |
3 | 2006 | 7月9–14日 | フィンランド | ヨエンスー | 15 | 55 |
4 | 2007 | 8月17–26日 | ウクライナ | キエフ | 17 | 64 |
5 | 2008 | 7月12–16日 | チェコ | オロモウツ | 21 | 97 |
6 | 2009 | 8月18–23日 | ハンガリー | ミシュコルツ | 19 | 99 |
7 | 2010 | 8月8–13日 | ノルウェー | トロンハイム | 19 | 97 |
8 | 2011 | 8月13–20日 | フランス | サヴォワ | 24 | 104 |
9 | 2012 | 6月6–9日 | イギリス | スコットランド | 23 | 97 |
10 | 2013 | 7月6–14日 | フィンランド | ヴォカッティ | 21 | 93 |
11 | 2014 | 7月5–13日 | イタリア | トレンティーノ、ヴェネト | 26 | 107 |
12 | 2015 | 6月22–28日 | クロアチア | ザグレブ | 27 | 124 |
13 | 2016 | 8月20–28日 | スウェーデン | ストレームスタード、ターヌム | 21 | 112 |
14 | 2017 | 7月10–15日 | リトアニア | ビルシュトナス | 24 | 125 |
15 | 2018 | 8月4-11日 | ラトビア | ダウガフピルス | 24 | 124 |
16 | 2019 | 6月23-29日 | ポルトガル | イダーニャ・ア・ノーヴァ | 25 | 134 |
COVID-19の影響で中止[1] | ||||||
17[2] | 2021 | 7月20-24日 | ポーランド | イェレニャ・グラ | ||
18[3] | 2022 | 7月1-7日 | チェコ | リベレツ |
大会結果
[編集]PreO
[編集]パラリンピッククラス
[編集]2004年から2008年までは1日目のみの成績で競った。
2009年以降は、オープンクラスと同様に2日間の成績で競う。
オープンクラス
[編集]TempO
[編集]2013、2014年は予選と決勝を合わせた結果で順位を決定した。
2015年以降は決勝のみの結果で順位を決定する。
リレー
[編集]パラリンピッククラス
[編集]回 | 年 | 金 | 銀 | 銅 |
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13 | 2016 | スウェーデン | ウクライナ | フィンランド |
14 | 2017 | ウクライナ | チェコ | ノルウェー |
15 | 2018 | スウェーデン | チェコ | ロシア |
16 | 2019 | チェコ | ウクライナ | ロシア |
オープンクラス
[編集]回 | 年 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|---|
13 | 2016 | スロバキア | ポルトガル | フィンランド |
14 | 2017 | スロベニア | ノルウェー | チェコ |
15 | 2018 | ノルウェー | ラトビア | フィンランド |
16 | 2019 | フィンランド | スペイン | イギリス |
チーム
[編集]2004年から2008年までは、PreO2日目のパラリンピッククラス上位2人の成績の合計を競った。
2009、2010年は、PreO2日目の、パラリンピッククラス上位2人とオープンクラス上位2人の成績の合計を競った。
2011年から2015年までは、チーム種目に出場する選手3人(パラリンピッククラスを少なくとも1人含む)を事前に申請し、その3人のPreO2日目の成績の合計を競った。
回 | 年 | 金 | 銀 | 銅 |
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1 | 2004 | イギリス | ノルウェー | リトアニア |
2 | 2005 | イギリス | リトアニア | 日本 |
3 | 2006 | スウェーデン | ノルウェー | フィンランド |
4 | 2007 | スウェーデン | ロシア | ウクライナ |
5 | 2008 | リトアニア | フィンランド | スウェーデン |
6 | 2009 | ウクライナ | スウェーデン | チェコ |
7 | 2010 | スウェーデン | フィンランド | クロアチア |
8 | 2011 | フィンランド | ノルウェー | スウェーデン |
9 | 2012 | フィンランド | スウェーデン | クロアチア |
10 | 2013 | スウェーデン | クロアチア | デンマーク |
11 | 2014 | クロアチア | スウェーデン | ラトビア |
12 | 2015 | ウクライナ | クロアチア | フィンランド |
脚注
[編集]- ^ “Cancellation of the World Trail Orienteering Championships 2020 | International Orienteering Federation” (英語). orienteering.sport. 2020年6月12日閲覧。
- ^ “Event Appointments: WMMTBOC 2020 and WTOC 2021 | International Orienteering Federation” (英語). orienteering.sport. 2019年8月25日閲覧。
- ^ “WORLD TRAIL ORIENTEERING CHAMPIONSHIPS 2022 – July 1st – 7th 2022, ZÁKUPY, CZECH REPUBLIC” (英語). 2020年9月1日閲覧。