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世古一穂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世古 一穂(せこ かずほ[1][2]1952年[3] - )は、日本著作家社会活動家。元金沢大学大学院教授。

特定非営利活動法人 NPO研修・情報センター 代表理事、酒蔵環境研究会代表幹事[2][4][5]

NPO活動の普及に取り組んでいるほか[1]コミュニティ・レストランを通したまちづくりの取り組みも提唱している[2]

経歴

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京都市に生まれる[2][4]

神戸大学文学部哲学科で社会学を専攻し[2][4]1975年に卒業後[1]大阪大学大学院工学研究科博士課程に学ぶ[2]

その後生活科学研究所主任研究員、日本総研主任研究員を経て、1990年に参加のデザイン研究所を設立した[1][5]

1997年にNPO研修・情報センターを設立し、代表理事となり、1998年特定非営利活動促進法の成立に向けて活動をした[4]

同じく1997年には、国土庁の委託調査を契機に「酒蔵を核にしたまちづくり」の具体化に取り組む酒蔵環境研究会を立ち上げた[5]1999年には特定非営利活動法人の認証を受けた[1][2][4]

この間、日本NPO学会常務理事などを務めたほか[1][4]地方制度調査会審議委員をはじめ、政府系の各種審議会に委員として参加しており[5]、また、東京経済大学などでも非常勤講師として教鞭を執った[2]

2006年に金沢大学大学院教授となり[4]、その後退職した(2011年9月の時点で「前金沢大学大学院教授」[6])。

おもな著書

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単著

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  • 市民参加のデザイン : 市民・行政・企業・NPOの協働の時代、ぎょうせい、1999年
  • 協働のデザイン : パートナーシップを拓く仕組みづくり、人づくり、学芸出版社、2001年
  • 参加と協働のデザイン、学芸出版、2009年

編著

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  • 協働コーディネーター、ファシリテーター養成講座 : 参加協働型社会の新しい職能 第5版 (TRCブックレット ; 7)、NPO研修・情報センター、2004年
  • コミュニティ・レストラン、日本評論社、2007年
  • 協働コーディネーター : 参加協働型社会を拓く新しい職能、ぎょうせい、2007年
  • 参加と協働のデザイン : NPO・行政・企業の役割を再考する、学芸出版社、2009年
  • 広がる食卓 : コミュニティ・レストラン、梨の木舎、2019年

共著

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  • 土田修との共著)マスメディア再生への戦略 : NPO・NGO・市民との協働、明石書店、2009年
  • 土田修との共著)日本酒、米づくりから始める : 酒蔵最前線、七つ森書館、2018年

脚注

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  1. ^ a b c d e f 世古一穂 (1999年11月27日). “NPO法施行1年の課題 世古一穂(ぜみなーる)”. 朝日新聞・夕刊: p. 8. "せこ・かずほ 特定非営利活動法人NPO研修・情報センター代表理事 75年に神戸大文学部卒後、生活科学研究所主任研究員、日本総研主任研究員を経て90年「参加のデザイン研究所」設立、日本NPO学会常務理事。97年11月から現職。47歳。"  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  2. ^ a b c d e f g h 参加と協働のデザイン NPO・行政・企業の役割を再考する プロフィール”. 学芸出版社. 2020年11月24日閲覧。
  3. ^ 挑戦する酒蔵 : 本物の日本酒をもとめて”. 京都女子大学. 2020年11月24日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 講師紹介 世古 一穂”. 慶應丸の内シティキャンパス. 2020年11月24日閲覧。
  5. ^ a b c d 日本 NPO 学会 第 22 回年次大会 報告概要集” (PDF). 日本 NPO 学会. 2020年12月9日閲覧。
  6. ^ 国立大学法人富山大学コラボフェスタ2011” (PDF). 国立大学協会. 2020年11月24日閲覧。