下砥上愛宕塚古墳
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下砥上愛宕塚古墳 | |
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墳丘(左に砥上神社拝殿) | |
別名 | 砥上神社古墳/砥上山神社古墳 |
所在地 |
栃木県宇都宮市下砥上町 (砥上神社境内) |
位置 | 北緯36度31分54.42秒 東経139度50分29.75秒 / 北緯36.5317833度 東経139.8415972度座標: 北緯36度31分54.42秒 東経139度50分29.75秒 / 北緯36.5317833度 東経139.8415972度 |
形状 | 円墳 |
規模 |
直径24.5m 高さ5m |
埋葬施設 | 両袖式横穴式石室 |
築造時期 | 7世紀前半 |
史跡 | なし |
地図 |
下砥上愛宕塚古墳(しもとかみあたごづかこふん、砥上神社古墳/砥上山神社古墳[1])は、栃木県宇都宮市下砥上町にある古墳。形状は円墳。史跡指定はされていない。
概要
[編集]栃木県中部、姿川東岸段丘上に築造された古墳である。一帯にはかつて多くの円墳が分布して下砥上古墳群を形成したが、現在までに多くが失われ本古墳含む円墳5基のみが遺存する[1]。本古墳では現在は墳丘上に砥上神社が鎮座しており[2]、墳頂に本殿、南裾に拝殿が所在する。これまでに発掘調査は実施されていない。
墳形は円形で、直径約24.5メートル・高さ約5メートルを測る[1][3]。墳丘外表で葺石・埴輪は認められておらず、周濠の痕跡も明らかでない[1]。埋葬施設は両袖式の横穴式石室で、南方向に開口する。凝灰岩の切石を使用して構築された整美な石室で、玄室・羨道から構成される。副葬品は詳らかでない。築造時期は古墳時代終末期の7世紀前半頃と推定される[1][3]。
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墳頂の砥上神社本殿
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墳裾の砥上神社拝殿
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本殿(右上)・拝殿(左端)・石室開口部(左下)
埋葬施設
[編集]埋葬施設としては両袖式横穴式石室が構築されており、南方向に開口する。石室の規模は次の通り[1]。
- 石室全長:4.85メートル
- 玄室:長さ3.65メートル、幅1.85メートル(奥壁)・1.8メートル(前壁)
- 羨道:長さ1.3メートル
石室の石材は凝灰岩の切石。玄室の奥壁は一枚石で、両側壁は2段積み、天井石は2枚。羨道の両側壁は小さい凝灰岩の切石を2・3段積みとする。玄門は車塚古墳(壬生町)・御鷲山古墳(下野市)などの例との類似が指摘される[1]。
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玄室(奥壁方向)
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玄室(開口部方向)
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玄門(玄室方向)
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開口部
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 史跡説明板(姿川地区まちづくり協議会、2016年設置)
- 「砥上山神社古墳」『宇都宮市史』 別巻、宇都宮市、1981年。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、下砥上愛宕塚古墳に関するカテゴリがあります。