下澤木鉢郎
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下澤 木鉢郎(しもさわ きはちろう、1901年(明治34年)1月30日 - 1986年(昭和61年)6月8日[1])は、版画家。石井柏亭や平塚運一に師事。日本各地を旅行し、風景や人々を題材に版画を制作した。
略歴
[編集]- 1901年(明治34年) 青森県弘前市和徳町の生まれ。本名、喜八郎で、旧姓下山。
- 1916年(大正5年) 画家を目指し、上京。その後、中央美術社に入社。
- 1921年(大正10年) 日本水彩展に「寒空」入選。
- 1924年(大正13年) 第5回帝展にテンペラ画「掘割」入選。
- 1927年(昭和2年) 日本創作版画協会の会員推挙。
- 1931年(昭和6年) 「雪の山」で国展国画奨励賞受賞。「日本版画協会」結成、創立会員。
- 1932年(昭和7年) 下澤文平の長女の菊江と結婚し、下澤姓となる。
- 1933年(昭和8年) 「昆布干す浜辺」「冬の八甲田」[2]で国展国画奨励賞受賞。
- 1934年(昭和9年) パリ現代日本版画展で「雪の山」が入選し、フランス国立図書館が買上。
- 1940年(昭和15年) 「修君像」[2]で国展褒賞。
- 1952年(昭和27年) 日本版画協会退会。「日本板画院」を棟方志功、棟方末華らと創設。
- 1955年(昭和30年) 関野準一郎との共著『版画の技法』を宝文館から出版(序文は棟方志功)。
註釈
[編集]- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ^ a b 弘前市立博物館蔵
参考文献
[編集]- 青森県環境生活部県民文化課県史編さんグループ編 『近現代の美術家』 青森県(青森県史叢書)、2012年3月15日、52-53頁。
- 青森県史編さん文化財部会編 『青森県史 文化財編 美術工芸』 青森県、2010年9月30日、258-259頁。
- 『青森県人名事典』 東奥日報社、2002年8月8日、333頁。