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下村冨士男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

下村 冨士男(しもむら ふじお、1907年4月7日 - 1970年10月4日)は、日本史学者、東京大学文学部名誉教授。

略歴

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1932年東京帝国大学文学部国史学科卒、1937年外務省嘱託として『大日本外交文書』を編纂、旧制高知高校教授、名古屋大学文学部助教授を経て、1956年東大国史学科助教授、1959年米国ミシガン大学客員教授、1960年教授、1968年定年退官、愛知県立大学教授となるが、1970年死去。東大文学部最初の近代史専攻の教官で、外交史を専門とした。

下村冨士男は反共産主義として知られていたため、東大国史学科赴任には反対の声があったという[1]

著書

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共編著

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  • 『日本百科年表』大久保利謙共編 朝倉書店 1956
  • 『国史文献解説 遠藤元男共編 朝倉書店 1957
  • 『明治文化資料叢書第4巻 外交編 琉球処分』風間書房 1962
  • 『国史文献解説 続』遠藤元男 朝倉書店 1965
  • 『日本歴史シリーズ第19巻 日清・日露戦争』 世界文化社 1967
  • 『日本文学の歴史第9巻 近代の目ざめ』伊藤整共編 角川書店 1968
  • 『日本文学の歴史第10巻 和魂洋才』吉田精一共編 角川書店 1968
  • 『日本文学の歴史第11巻 人間賛歌』稲垣達郎共編 角川書店 1968

脚注

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  1. ^ “読書/伊藤隆『歴史と私 史料と歩んだ歴史家の回想』(中公新書、2015年4月)”. 三浦淳の公式ブログ. (2015年4月26日). オリジナルの2016年12月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161226170042/http://blog.livedoor.jp/amiur0358/archives/1025542539.html