三里塚事件
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三里塚事件(さんりづかじけん)とは、1954年(昭和29年)2月17日に千葉県成田市三里塚で発生した殺人事件。
事件の概要
[編集]1954年(昭和29年)2月17日、千葉県成田市三里塚の駄菓子屋の女性(当時58歳)が自宅で殺害された。同年4月17日、店の常連客である近所の男子高校生の少年(当時18歳)が逮捕された。1955年(昭和30年)7月6日、1審の千葉地裁は無期懲役の判決を下し、高裁判決を経て1963年(昭和38年)2月21日、最高裁は上告を棄却し無期懲役が確定した。
少年は服役し1977年(昭和52年)3月に千葉刑務所を仮出所したが、翌1978年(昭和53年)8月に病死(享年42)した。
弁護活動
[編集]2審からは正木ひろしが精力的に弁護にあたり、被告人の無罪を訴え「ある殺人事件」を出版するなどした。
弁護側の主張は次のとおりである。
しかし、再審請求はすべて却下された。現在は再審請求などはされていない模様。
参考文献
[編集]- 事件・犯罪研究会 村野薫『明治・大正・昭和・平成 事件・犯罪大事典』東京法経学院出版、2002年。ISBN 4-8089-4003-5。
関連書籍
[編集]- 正木ひろし『ある殺人事件』(光文社)