三遊亭好青年
Koseien Sanyuutei | |
三ツ組橘は、圓楽一門の定紋である。 | |
本名 | ヨハン・エリック・ニルソン・ビョルク Johan Erik Nilsson Björk |
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生年月日 | 1985年10月3日(39歳) |
出身地 | スウェーデン・ウプサラ県ウプサラ市 |
師匠 | 三遊亭好楽 |
名跡 | 1. 三遊亭じゅうべえ (2016年 - 2020年) 2. 三遊亭好青年 (2020年 - ) |
出囃子 | ウプサラは最高 |
活動期間 | 2016年 - |
活動内容 | 江戸落語 |
所属 | 五代目円楽一門会 |
公式サイト | 三遊亭好青年 公式ウェブサイト |
三遊亭 好青年(さんゆうてい こうせいねん、1985年10月3日 - )は、スウェーデン出身の落語家である。五代目円楽一門会所属。師匠は、三遊亭好楽。ヨーロッパ初の外国人落語家であり、江戸落語では唯一の外国人落語家。
来歴
[編集]スウェーデン、ウプサラに生まれる[1]。日本のアニメーションや漫画をきっかけに日本に興味を持つようになる。また、スウェーデン大使であった祖父の赴任地であったアジアに、より一層興味を惹かれた。高校で、外国語授業の選択科目で日本語を学び、ストックホルム大学では、日本語を専攻した[2]。
在学中、いずれも交換留学生として大学2年次に南山大学に、そして大学4年次には中央大学文学部[3]に通う。大学2年次に、日本語能力試験一級に合格。
中央大学留学時に、日本語と好きな演劇の両方ができる落語に興味を持ち、勧誘を受けて落語研究会に入部。交換留学を終えストックホルム大学に戻り卒業論文には、落語「権助魚における人間関係」を書いた。
大学卒業後の2014年、演劇と落語を学ぶため再来日し、東京フィルムセンタースクールオブアート専門学校に入学する[4]。専門学校で演劇を学ぶ一方、出身地スウェーデンの企業であるボルボ・カーズとイケアにちなんだ「ボルボ亭イケ也」の名前で、素人として落語会に出演した[5]。
落語家になるために2016年7月、三遊亭好楽に入門。好楽にとって10番目の弟子だったことにちなみ、「じゅうべえ」の名を与えられた[2]。
2020年8月より二ツ目に昇進、師匠好楽の好の字を頂き「好青年」と命名される[6]。
江戸時代から400年続く落語の世界で、ヨーロッパ初の外国人落語家となる。スウェーデンで、初の落語家。
江戸落語では唯一の外国人落語家。
人物
[編集]芸歴
[編集]- 2016年7月∶三遊亭好楽に入門、前座名「じゅうべえ」[2]。
- 2020年8月∶二ツ目昇進、「好青年」に改名。
- 日本各地での落語会、さらに母国スウェーデン、フランス、ドイツ、イギリス等ヨーロッパを中心にスウェーデン語、英語で海外公演も行う。
- 寄席や落語会では日本語で落語を行うが、近年では、日本でも、英語で落語を聞きたいという要望も多く、さらに落語の魅力を海外に広めたく英語落語も披露している。英語落語を披露する際は、師匠から教わった噺を自分で翻訳し、江戸落語の要素やニュアンス、日本語の言葉を大切に、落語家だからこそできる翻訳をして外国語(英語、スウェーデン語)で落語を披露。
- 落語を、座布団の上で扇子と手ぬぐいのみで演じるミニマルスィックな日本の芸術として、母国スウェーデンでは、幅広い年代に向けて博物館や大学、ホール等様々な場所で披露し、依頼も受ける。
出演
[編集]テレビ
[編集]- ウチの子、ニッポンで元気ですか?(2019年12月24日、TBSテレビ)
- ワタシが日本に住む理由 (2016年6月27日、BSジャパン)
- ワタシが日本に住む理由 200回スペシャル「日本で才能が開花した外国人」(2020年11月2日、BSジャパン)
- 笑点特大号「若手大喜利」(2021年~、BS日テレ)
- NHK World 「MY JOB IN JAPAN総集編」司会(2023年9月23日、NHK WORLD)
- 笑点「お正月だよ。大喜利祭り、師弟ペア大喜利」(2024年1月14日、日本テレビ)
- 笑点特大号「好楽一門VS特大号チーム」(2023年12月12日、日本テレビ)
- 寄席チャンネル 三遊亭好青年「お菊の皿、怪談牡丹灯籠 お札はがし」(スカパー)
- NHK 渋沢栄一特別番組 司会(NHK)
- NHK World 「Japanology Plusー RAKUGO」(NHK WORLD)
- NHK World 「Where we call home ー Workpedia Japan!」(NHK WORLD)
- ディスカバリーチャンネル Imaginez大学ークリエーターとその愉快な仲間たち(スカパー)
- Lifull企業CM
ラジオ
[編集]- 山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(2023年12月18日、TOKYO FM)
- Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM (2020年8月28日、TOKYO FM)
- NHKラジオ深夜便〔話芸100選〕(NHK)
- NHKラジオ 「NEXT名人寄席」(NHK)
- Sunstar weekend journey (FM YOKOHAMA)
- 「SWEET!! Friday Edition」(ラジオ日本)
- 「ヤングタウン日曜日」(MBSラジオ)
- 「シーサイドカフェ828」(2024年8月22日、鎌倉FM)
出典
[編集]- ^ “初のスウェーデン人落語家誕生、好楽一門の「三遊亭じゅうべえ」”. スポーツ報知. (2016年12月5日). オリジナルの2017年4月1日時点におけるアーカイブ。 2019年10月22日閲覧。
- ^ a b c “海を越えた「アトツギ」 外国人落語家が見た「徒弟制度」、伝統に生きる覚悟と葛藤”. 生成発展. 朝日新聞社 (2019年10月6日). 2019年10月22日閲覧。
- ^ “スウェーデンから落語界の新星誕生 『三遊亭じゅうべえ』でございます”. 読売新聞オンライン (2024年4月18日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ 徳橋功 (2015年1月23日). “ヨハン・ニルソン・ビョルクさん(スウェーデン)”. My Eyes Tokyo. 2019年10月22日閲覧。
- ^ 島貫泰介 (2019年6月25日). “北欧出身の落語家・三遊亭じゅうべえが見つめる日本社会の不思議”. Fika. CINRA. 2019年10月22日閲覧。
- ^ “三遊亭好楽、3密避けながら一門16人で川柳大会…賞金は好楽自腹で1万円”. スポーツ報知. (2020年5月26日) 2020年5月27日閲覧。
- ^ (日本語) 【世界に落語を】海外でも落語を披露する三遊亭好青年!日本文化は難しい!?王楽が土下座する場面も...【後編】 2024年4月20日閲覧。
- ^ “好楽門下のスウェーデン人落語家が「三遊亭好青年」を名乗り二ツ目昇進 羽織袴に悪戦苦闘”. スポーツ報知 (2020年8月2日). 2024年4月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 三遊亭好青年 公式ウェブサイト
- 三遊亭好青年 (@SanyutKouseinen) - X(旧Twitter)
- 三遊亭好青年 (@sanyuutei_kouseinen) - Instagram
- 三遊亭好青年 (sanyuutei.kouseinen) - Facebook
- 三遊亭好青年 (@sanyuutei_kouseinen) - Threads
- 三遊亭好青年のブログ - Ameba Blog
- 三遊亭好青年 - YouTubeチャンネル
- 三遊亭好青年 - 五代目円楽一門会