三谷一馬
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三谷 一馬(みたに かずま、1912年(明治45年)3月16日 - 2005年(平成17年)6月15日)は、日本画家、江戸風俗研究家。
来歴・人物
[編集]香川県高松市に生まれる。実家は古くから歌舞伎芝居などの背景画や小道具、看板等を描く仕事をしていた。
東京美術学校日本画科卒業。岡本綺堂「半七捕物帳」など挿絵の分野で活躍ののち、江戸時代の風俗考証画を描くことに専念する。
日本文芸家協会、江戸を語る「江戸会」会員に属した。1988年に失われていく江戸風俗を「江戸職人図聚」をはじめ多くの著作で、江戸風俗の”絵引き”として貴重な資料を提供した功績により吉川英治文化賞を受賞した。
主な著作
[編集]- 『江戸吉原図聚』立風書房、1973年、新版1977年ほか。中公文庫、1992年。中央公論新社、2006年
- 『江戸商売図絵』三樹書房、1975年。定本・立風書房、1986年。中公文庫、1995年
- 『江戸物売図聚』立風書房、1975年、新版1979年
- 新編『彩色江戸物売図絵』中公文庫、1996年
- 『江戸庶民風俗図絵』三樹書房、1975年、新編1999年。中公文庫、2007年
- 『明治物売図聚』三樹書房、1977年、再版2007年。新編・立風書房、1991年。中公文庫、2007年
- 『彩色江戸物売百姿』立風書房、1978年、新版1987年
- 『江戸職人図聚』立風書房、1984年。中公文庫、2001年
- 『江戸年中行事図聚』立風書房、1988年。中公文庫、1998年
- 『江戸見世屋図聚』中央公論新社、2003年、新編普及版2015年
- 『江戸看板図聚』中央公論新社、2013年。中公文庫、2016年。遺著・三谷靱彦編