三田村信行
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三田村 信行(みたむら のぶゆき、1939年 - )は、日本の児童文学作家。
略歴
[編集]東京生まれ。早稲田大学文学部卒。シリーズもの、伝記、古典の翻訳など多様な執筆活動をしており、特に佐々木マキとのコンビで書いた『おとうさんがいっぱい』をはじめとした不条理童話で名高い。
受賞歴
[編集]- 第50回 日本児童文学者協会賞
- 第32回 巖谷小波文芸賞
主な著書
[編集]- 『遠くまでゆく日』(国土社、創作子どもSF全集) 1970
- 『すっとびぎつね』(村上豊絵、偕成社) 1974
- 『おとうさんがいっぱい』(佐々木マキ絵、理論社) 1975、のちフォア文庫
- 『ぼくの犬クロ』(鈴木義治絵、偕成社) 1975
- 『オオカミがきた』(理論社) 1976
- 『ヘレン=ケラー』(講談社の幼年文庫) 1977
- 『さむがりやのゆきだるま』(小峰書店) 1979
- 『灰』(山中冬児画、小学館) 1979
- 『おばけはんかち』(太平出版社) 1980
- 『風を売る男』(佐々木マキ絵、PHP研究所) 1980
- 『北里柴三郎』(講談社の子ども伝記) 1980
- 『サインはきつねボール』(偕成社) 1981
- 『なつこのいす』(中央共同募金会) 1981
- 『おこりっぽいやま』(武井武雄絵、ひさかたチャイルド) 1982
- 『おばあさんのすてきな庭』(国土社) 1982
- 『きつねのオートバイ』(ひさかたチャイルド) 1983
- 『とけないゆきだるま』(小学館) 1983
- 『もしもしきつねくまぞうです』(佐野洋子絵、偕成社) 1983
- 『しゅっぱつしんこう!』(小峰書店、のりものえほん) 1984
- 『ゆめのなかへわすれもの』(小野かおる絵、小峰書店) 1984
- 『きつねのクリーニングや』(金の星社) 1986、のちフォア文庫
- 『ママという名のねこ』(宇野亜喜良絵、ひさかたチャイルド) 1986
- 『もりのみっつのたんじょうび』(佐々木マキ絵、教育画劇、スピカのおはなしえほん) 1986
- 『吸血鬼は闇にわらう』(国土社、恐怖のとびら) 1987
- 『こうまの四季』(川本武司写真、偕成社) 1987
- 『火の島に生きる 悲劇の島・青ヶ島の記録』(偕成社) 1987
- 『オオカミのゆめぼくのゆめ』(ほるぷ出版) 1988
- 『48時間の戦国時代』(学習研究社) 1988
- 『ドアの向こうの秘密』(偕成社) 1988
- 『ぼくが恐竜だったころ』(ほるぷ出版) 1989
- 『夜の大男』(スズキコージ絵、佼成出版社) 1989
- 『きつねのクリーニングや大あわて』(金の星社) 1990
- 『おそろしい手紙』(国土社、恐怖のとびら) 1990
- 『オオカミ少年の夜』(国土社、恐怖のとびら) 1991
- 『風の城』(飯野和好絵、ほるぷ出版) 1991
- 『ゆうれい学校』(永島慎二絵、教育画劇、スピカの創作童話) 1991
- 『行け! 名警察犬アルフ号』(偕成社、わたしのノンフィクション) 1991
- 『宇宙カッパの手』(くもん出版、くもんのおもしろ文学クラブ) 1992
- 『自由のたびびと南方熊楠 こどもの心をもちつづけた学問の巨人』(PHP愛と希望のノンフィクション) 1992
- 『よあけのおおさわぎ』(国土社) 1992
- 『歴史を生きた78人 人物アルバム 3. 時代をかえた武将たち 源頼朝・足利尊氏・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康など13人』(PHP研究所) 1992
- 『時代をきめた114のできごと 歴史アルバム 5. 明治時代 富国強兵 / 文明開化 / 学校教育の制度 / 自由民権運動 / 日清・日露戦争ほか』(編著、PHP研究所) 1993
- 『八月の恐竜』(ほるぷ出版) 1993
- 『オオカミ男のクリスマス』(PHP研究所) 1994
- 『夏目漱石 いまも読みつがれる数々の名作を書き、人間の生き方を深く追究しつづけた小説家』(偕成社、伝記世界を変えた人々) 1994
- 『ぼくとステッキのみじかいたび』(佼成出版社、どうわほのぼのシリーズ) 1994
- 『ゆうれい運動会』(教育画劇、スピカの創作童話) 1994
- 『歴史と文化をつたえる117の町 ふるさとアルバム 1. 北海道・東北歴史の町』(編著、PHP研究所) 1994
- 『犯人をよびだせ』(PHP研究所) 1995
- 『ものまね鳥を撃つな』(荒井良二絵、ほるぷ出版) 1995
- 『ゆうれい家庭訪問』(永島慎二絵、教育画劇、スピカの創作童話) 1995
- 『タンス男がやってくる』(PHP研究所) 1996
- 『おもしろガイド修学旅行 奈良』(編著、PHP研究所) 1996
- 『ゆめのなかの殺人者』(ポプラ社、ポプラ怪談倶楽部) 1996
- 『きみが魔法使い』(宇野亜喜良絵、フレーベル館) 1997
- 『恐怖の13時間』(ポプラ社、ポプラ怪談倶楽部) 1997
- 『写真でみる20世紀の日本 くらしと世相の100年』(編著、PHP研究所) 1997
- 『うさぎのゆめ』(フレーベル館) 1998
- 『にっぽんロビンソン 土佐の長平・無人島漂流記』(ポプラ社) 1998
- 『いちばんバスのはやおきくん』(PHP研究所、PHPのりものえほん) 1999
- 『真夜中のおそろしい荷物』(PHP研究所、なんでもはこぶねこの手サービス) 1999
- 『100年まえのラブレター』(PHP研究所、なんでもはこぶねこの手サービス) 2000
- 『おとうふ百ちょう あぶらげ百まい』(あかね書房) 2000
- 『大阪をたずねる』(編著、あすなろ書房、歴史と文化の町たんけん) 2003
- 『新選組 新選組をつくった男たち』(ポプラ社) 2003
- 『聖徳太子と仏教伝来』(フレーベル館、あるいて知ろう!歴史にんげん物語) 2004
- 『雪舟と応仁の乱』(フレーベル館、あるいて知ろう!歴史にんげん物語) 2004
- 『新編弓張月』上・下(ポプラ社) 2006
- 『風の陰陽師』全4巻(ポプラ社) 2007 - 2009、のちピュアフル文庫
- 『さいごのさいごのなかなおり れいかいホテルはいつもまんいん』(そうえん社、まいにちおはなし) 2010
- 『平清盛』(ポプラポケット文庫) 2011
- 『オオカミの時間: 今そこにある不思議集』(佐々木マキ絵、理論社) 2020
「ネコカブリ小学校」シリーズ
[編集]- 『ねこのネコカブリ小学校』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1981
- 『ゆかいなネコカブリ小学校』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1982
- 『おかしなネコカブリ小学校』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1983
- 『ネコカブリ小学校 校長先生危機いっぱつ!』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1984
- 『大さわぎネコカブリ小学校』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1987
- 『ネコカブリ小学校 校長先生恐竜島のぼうけん』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1997
- 『ネコカブリ小学校 校長先生ご先祖さま大ピンチ』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1997
- 『ネコカブリ小学校 校長先生まぼろしの名画事件』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1997
- 『ネコカブリ小学校 校長先生そこなし森のひみつ』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1998
- 『ネコカブリ小学校 校長先生ミイラ男ののろい』(佐々木マキ絵、PHP研究所)1998
「ウルフ探偵」シリーズ
[編集]- 『ウルフ探偵のおかしな事件』(偕成社) 1982
- 『ウルフ探偵とまぬけな死神事件』(偕成社) 1984
- 『ウルフ探偵とぬすまれたタイムマシン事件』(偕成社) 1985
- 『なぞの密室事件 ウルフ探偵4』(偕成社) 1986
- 『地獄の使者事件 ウルフ探偵5』(偕成社) 1987
「名探偵シャーロック・ホームズボン」シリーズ
[編集]- 『ぬすまれたダイヤのゆくえ』(PHP研究所) 1991
- 『ゆうれい屋敷のひみつ』(PHP研究所) 1991
- 『めだまやき殺人事件』(PHP研究所) 1992
「にっぽん怪談クラブ」
[編集]- 『ゆうれい美女』(あかね書房) 1993
- 『生き霊ののろい』(あかね書房) 1994
- 『鬼にされた男』(あかね書房) 1994
- 『墓場にとぶ火の玉』(あかね書房) 1994
- 『闇をかけるがいこつ』(あかね書房) 1994
- 『妖怪にのろわれた村』(あかね書房) 1994
- 『おん霊のたたり』(あかね書房) 1995
- 『怪談皿屋敷』(あかね書房) 1995
- 『宙をとぶ首』(あかね書房) 1995
- 『てんぐの人さらい』(あかね書房) 1995
「ふしぎな教室」シリーズ
[編集]- 『36人めは誰?』(フレーベル館) 1998
- 『真夜中のピアノ教室』(フレーベル館) 1999
- 『先生をとりかえて』(フレーベル館) 2000
- 『ラブレター大作戦』(フレーベル館) 2001
- 『きえた学校ぼっこ』(フレーベル館) 2002
「キャベたまたんてい」シリーズ
[編集]- 『なぞのゆうかいじけん』(宮本えつよし絵、金の星社) 1998
- 『ぎょうれつラーメンのひみつ』(宮本えつよし絵、金の星社) 2001
- 『空とぶハンバーガーじけん』(宮本えつよし絵、金の星社) 2001
- 『しにがみのショートケーキ』(宮本えつよし絵、金の星社) 2002
- 『びっくりかいてんずし』(宮本えつよし絵、金の星社) 2003
- 『かいとうセロリとうじょう』(宮本えつよし絵、金の星社) 2004
- 『ピラミッドのなぞ』(宮本えつよし絵、金の星社) 2005
- 『100おく円のたからさがし』(宮本えつよし絵、金の星社) 2006
- 『ハラハラさばくの大レース』(宮本えつよし絵、金の星社) 2007
- 『きえたキャベたまひめのひみつ』(宮本えつよし絵、金の星社) 2008
- 『タコヤキオリンピック』(宮本えつよし絵、金の星社) 2009
- 『ほねほねきょうりゅうのなぞ』(宮本えつよし絵、金の星社) 2010
- 『ミステリーれっしゃをおえ!』(宮本えつよし絵、金の星社) 2011
- 『ゆうれいかいぞくの地図』(宮本えつよし絵、金の星社) 2012
「キツネのかぎや」シリーズ
[編集]- 『かいぞくのおたから』(あかね書房) 2002
- 『ライオンの金庫』(あかね書房) 2002
- 『ゆうれいのつぼ』(あかね書房) 2002
- 『だるまさんのおへそ』(あかね書房) 2003
- 『白ワシのかんむり』(あかね書房) 2003
- 『吸血鬼のかんおけ』(あかね書房) 2004
- 『地獄のえんま帳』(あかね書房) 2005
- 『透明人間のわな』(あかね書房) 2005
- 『カッパの秘宝』(あかね書房) 2006
- 『悪魔の赤ワイン』(あかね書房) 2006
「へんてこ宝さがし」シリーズ
[編集]- 『恐竜の耳かすをさがせ!』(あかね書房) 2004
- 『マンドラゴンを追え!』(あかね書房) 2004
- 『むかし砂漠はどこだ!』(あかね書房) 2004
- 『いちばん悪いのはだれだ!』(あかね書房) 2005
「めいたんていポアロン」シリーズ
[編集]- 『ぬすまれたくびかざり』(講談社) 2010
- 『さらわれたプリンセス』(講談社) 2011
- 『名画のひみつを追え!』(講談社) 2011
「妖怪道中膝栗毛」シリーズ
[編集]- 『旅のはじまりはタイムスリップ』(十々夜絵、あかね書房) 2011
- 『よろずトラブル妖怪におまかせ』(十々夜絵、あかね書房) 2011
- 『旅はみちづれ地獄ツアー』(十々夜絵、あかね書房) 2012
- 『船で空飛ぶ妖怪クルーズ』(十々夜絵、あかね書房) 2012
- 『夜の迷路で妖怪パニック』(十々夜絵、あかね書房) 2013
- 『時空をこえて魔鏡マジック』(十々夜絵、あかね書房) 2014
- 『旅の終わりは妖怪ワールド』(十々夜絵、あかね書房) 2014
「妖怪道中三国志」シリーズ
[編集]- 『奪われた予言書』(十々夜絵、あかね書房) 2015
- 『壁画にひそむ罠』(十々夜絵、あかね書房) 2016
- 『孔明 vs 妖怪孔明』(十々夜絵、あかね書房) 2016
- 『幻影の町から大脱出』(十々夜絵、あかね書房) 2017
- 『炎の風吹け 妖怪大戦』(十々夜絵、あかね書房) 2017
主な翻訳
[編集]- 『たのしい星座めぐり 星が光って見える』(アネット=チゾン, タラス=テイラー作・画、偕成社) 1990
- 『日本霊異記』(ポプラ社、21世紀によむ日本の古典) 2001
- 『三国志』全5巻(ポプラ社) 2002 - 2003、のちポケット文庫
- 『源平盛衰記』巻の1 - 巻の3(ポプラ社) 2004 - 2005
脚注
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参考文献
[編集]- 新編弓張月〈上〉伝説の勇者 - 紀伊國屋書店BookWeb