コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

三橋淳 (ラリー選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2007年に三橋がドライブしたトヨタ・ランドクルーザー

三橋 淳(みつはし じゅん、1970年 7月2日 - )は、日本のレーシングドライバー。東京都出身。

略歴

[編集]

1999年より本格的にライダーとして活動を始める[1]。2001年にホンダ・XR650Rでダカール・ラリーにデビューし、総合22位で完走した。2002年は総合12位でトッププライベーター賞を受賞[2]、2003年は16位だった[3]

2004年に池町佳生とともに日産自動車の若手育成プログラムに加入し、日産・テラノダカール・ラリーの市販車無改造クラスへ参戦した[4](結果はリタイア)。2005年はスーパープロダクションの日産・エクストレイルで総合11位フィニッシュ、2006年は日産・ピックアップで出走したがリタイアした[3]

2007年からトヨタ車体の「チームランドクルーザー」のドライバーとなり、2007、2010、2011、2014、2015年に市販車クラスで優勝した[5]

2015年大会ではクラス首位走行中に、監督から理由が明かされないまま首位を2号車(ニコラ・ジボン/三浦昂)に明け渡せという不可解なチームオーダーがあった。三橋は2号車のクルーとも相談の末に監督の独断であると判断し、オーダーを無視したことをSNSおよび自身のホームページにて表明[6]。この大会を最後にTLCを離脱した。

2016年は「順位は関係なく日本人を乗せたい」というKTMジャパンの支援を受けて、45歳にして13年ぶりに二輪でダカールに参戦。完走を果たした[7]

現在はGRガレージ京都伏見と関係を持ち、アンバサダーやプロデューサーを務める[8][9]。またTOYOTA GAZOO Racingアンバサダーの脇阪寿一とは懇意で、イベントや企画によく登場する。

参戦歴

[編集]

<2輪>

  • 1991年 パレナスヘアースクランブル第1戦 総合優勝
  • 1992年 SCORE BAJA1000 Class21(125cc以下) 2位
  • 1994年 日高2デイズエンデューロ・4ストクラス 優勝 / サバイバル2デイズエンデューロ・4ストクラス 優勝
  • 1995年 ネバダ・ラリー 総合優勝 
  • 1996年 日高2デイズエンデューロ・4ストクラス 優勝
  • 1998年 日高2デイズエンデューロ・4ストクラス 優勝 / サバイバル2デイズエンデューロ・4ストクラス 優勝
  • 1999年 SSER 総合優勝 / UAEデザートチャレンジ 総合19位
  • 2000年 プランシュ高山オフロードエンデュランス 総合優勝 / SSER 総合優勝 / ラリーレイドモンゴル2000 総合優勝
  • 2001年 パリ・ダカールラリー 総合21位
  • 2002年 パリ・ダカールラリー 総合12位
  • 2003年 パリ・ダカールラリー 総合16位

<4輪> [10]

  • 2003年 ラリー・デ・ファラオン 総合9位 / AMVシャムロックラリー 総合3位
  • 2004年 パリ・ダカールラリー リタイア / デザートエクスプレス 総合2位 / エスパーニャ・バハ 総合12位 / AMVシャムロックラリー 総合優勝
  • 2005年 パリ・ダカールラリー 総合11位
  • 2006年 イタリアンBAJA 完走 / パリ・ダカールラリー リタイア / UAEデザートチャレンジ 総合13位 クラス1位
  • 2007年 パリ・ダカールラリー 総合25位 クラス優勝 / UAEデザートチャレンジ 総合7位 クラス2位
  • 2008年 UAEデザートチャレンジ リタイヤ
  • 2009年 ダカールラリー 総合31位 クラス4位
  • 2010年 ダカールラリー 総合17位 クラス優勝 / ファラオ・ラリー 総合 3位 クラス優勝
  • 2011年 ダカールラリー 総合12位 クラス優勝 / ファラオ・ラリー 総合13位 クラス 5位
  • 2012年 ダカールラリー 総合25位 クラス2位 / ファラオ・ラリー 総合 5位 クラス優勝


脚注

[編集]


外部リンク

[編集]