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三嶋田神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三嶋田神社
所在地 京都府京丹後市久美浜町金谷今ゴ田791
位置 北緯35度33分44.9秒 東経134度56分4.3秒 / 北緯35.562472度 東経134.934528度 / 35.562472; 134.934528 (三嶋田神社)座標: 北緯35度33分44.9秒 東経134度56分4.3秒 / 北緯35.562472度 東経134.934528度 / 35.562472; 134.934528 (三嶋田神社)
主祭神 大山祇命
社格 旧郷社、式内社(小)
本殿の様式 三間社
別名 三嶋大明神
例祭 9月9日[1]
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三嶋田神社(みしまだじんじゃ)は、京都府京丹後市久美浜町にある神社式内社の三島田神社(みしまたのじんじゃ)に比定される[1]社格は旧郷社。

本殿が京丹後市指定文化財に指定されている[2]

祭神

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主祭神

歴史

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孝霊天皇の時代、武諸隅命が川上谷の生嶋に大山祇命・上津綿津見命・表筒男命を奉って三嶋神社としたとされる[3]。あるいは、『丹後舊事記』によると、垂仁天皇の時代に河上摩須が勧請したと風土記にあるという[3]。なお、丹後国風土記自体は散逸しており現存しない。

延喜式神名帳における熊野郡の式内小社三島田神社に比定される。

南北朝時代足利尊氏の庇護を受け、その後も野村氏の崇敬を受け隆盛した[4]

江戸時代には三嶋田大明神と呼ばれた[2]。天保13年(1842年)には金谷村宮大工が本殿を造営した[2]

近代社格制度においては、当初は村社に指定され、1875年(明治8年)には郷社に昇格した[3]

文化財

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市指定文化財

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  • 三嶋田神社本殿
    • 天保13年(1842年)建造[5]。比較的珍しい三間社であり、丹後半島では屈指の本殿とされる[2]。彫刻は6代中井権次正貞(中井権次一統)の作である。1991年(平成3年)7月15日指定[5]
  • 三嶋田神社石造物(石造地蔵菩薩立像・石造釈迦如来立像・石造聖観世音菩薩立像)
    • 石造地蔵菩薩立像と石造観世音菩薩立像は室町時代の作であり、石造釈迦如来立像は永享12年(1440年)の銘がある[5]。丹後では数少ない室町時代中期の在銘石造物である[6]。2020年(令和2年)9月1日指定[5]

市指定文化財環境保全地区

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  • 三嶋田神社環境保全地区
    • 1991年(平成3年)7月15日指定[5]

脚注

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  1. ^ a b c 教部省 特選神名牒 磯部甲陽堂、1925年、p.603
  2. ^ a b c d デジタルミュージアムC6三嶋田神社 京丹後市
  3. ^ a b c 三嶋田神社 新神社検索
  4. ^ 三嶋田神社(京丹後市久美浜町金谷) 丹波新聞
  5. ^ a b c d e 京丹後市内の市指定文化財 京丹後市
  6. ^ 三嶋田神社石造物 京丹後市