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三十間堀川 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三十間堀川
杉村運河橋梁(大阪臨港線
水系 一級水系 淀川
種別 一級河川
水源 尻無川
河口・合流先 大阪湾
流域 大阪府大阪市港区
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三十間堀川(さんじゅっけんぼりがわ)は、大阪府大阪市港区を流れる淀川水系の河川(運河)。尻無川の支流。

地理

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港区福崎1丁目と2丁目の間で尻無川から分岐して西流したのち南流し、天保山運河と交差して大阪湾へ注ぐ。西流区間は杉村運河とも呼ばれる。

1829年文政12年)から1835年天保6年)頃に池田新田と北福崎新田との間に掘られた堀川で、市岡新田の南部堤下(現・大阪市立港南中学校付近)を起点として南西方に延び大阪湾に注いでいた。元々は三樋(みつひ)堀・三樋入堀とも称された。堀名は新田井路の樋門が三ヵ所あったことに由来する[1]

戦災復興都市計画によって港区域では2mの盛土(嵩上げ)を伴う土地区画整理事業が実施され、三十間堀川の杉村運河交点以北の区間は埋め立てられた。

橋梁

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かつて架かっていた橋梁

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  • 三樋橋
  • 福崎橋
  • 大阪臨港線杉村運河橋梁 - 2019年まで残っていた。
  • 大阪臨港線(大阪東港線)三十間堀川橋梁
  • 大阪臨港線三樋入堀橋梁

脚注

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  1. ^ 三十間堀川”. 大阪市. 2023年7月14日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 4-04-001270-4