七松八幡神社
七松八幡神社 | |
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所在地 | 兵庫県尼崎市七松町3丁目10-7 |
主祭神 | -- |
社格等 | 村社 |
創建 | 寛仁3年(1019年) |
例祭 | 10月19日 |
七松八幡神社(ななまつはちまんじんじゃ)は、兵庫県尼崎市七松町にある神社である。八幡神を主祭神とする八幡宮の一つである。
概要
[編集]主祭神は応神天皇。創建は寛仁3年(1019年)とされる。例祭は10月19日。旧社格は村社。
由緒
[編集]創建は後一条天皇の時代、寛仁3年(1019年)に源頼信が当地を訪れた際、一人の小童がこの地の農民の窮状を訴えたことに感じ、1本の松樹のもとにあった小祠を改装し、あわせて松の木を6本植えさせたことによるとされる。「七松」という地名の由来もこれに関係するという[1]。
境内
[編集]社殿は昭和52年(1977年)に鉄筋コンクリート造りに改装された。本殿は流造の社殿様式を採用している。末社に稲荷神社がある。境内には戦国時代に七松で亡くなった武士および家族620余人の慰霊碑がある[2]。
祭神
[編集]文化
[編集]NHKで平成5年(1993年)から放送されているテレビアニメ『忍たま乱太郎』の聖地となっている。原作者の尼子騒兵衛が尼崎市出身であることから、作中に登場する「七松小平太」というキャラクターにちなんで多くのファンが訪れる。境内には忍たま乱太郎の絵馬が奉納されている[3]。
七松小平太は「いけいけどんどーん!」といつも前向きな性格で、キャラクターの中でも特に女性ファンの人気が高い[4]。七松八幡神社は人気の巡礼スポットとなっており、全国からファンが訪れている。さらに、韓国や台湾などの海外からのファンも訪れるなど、国際的な人気を集めている[5]。
地元の飲食店主らは、訪れるファンをおもてなしするため、アニメにちなんだ特別メニューを提供するなど、地域を挙げてファンを歓迎している[4]。このように、七松八幡神社は単なる信仰の場としてだけでなく、アニメファンの聖地として、また地域の文化振興の中心地としても重要な役割を果たしている。
年中行事
[編集]- 元旦祭(1月1日):大晦日と元旦に「福箸」と「御神酒」を授与
- 夏祭(8月第1日曜日):午後4時から子どもみこしの巡行
- 例大祭(10月19日):奉納行事が行われる
アクセス
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “七松八幡神社(尼崎市)”. 国立国会図書館レファレンス協同データベース. 2024年10月10日閲覧。
- ^ “七松八幡神社について”. 国立国会図書館レファレンス協同データベース. 2024年10月10日閲覧。
- ^ “七松八幡神社の忍たま乱太郎絵馬”. 南部再生. 2024年10月10日閲覧。
- ^ a b “「忍たまファン」食でおもてなし 尼崎の飲食店主ら特別メニュー”. 神戸新聞. (2022年7月23日) 2024年10月10日閲覧。
- ^ “いっそ刀を買おうかしら?「刀剣乱舞」盛り上がり受け尼崎の神社”. よろず~ニュース. (2022年7月27日) 2024年10月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 尼崎市史編集委員会 (1967). 尼崎市史. 尼崎市
- 兵庫県神社庁 (1983). 兵庫県神社誌. 兵庫県神社庁