一鱗堂年一
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一鱗堂 年一(いちりんどう としかず、生没年不詳)とは、明治時代の浮世絵師。
来歴
[編集]月岡芳年の門人。明治19年(1886年)頃に芳年が27名の門人に宛てて出した書状(芳年門人一覧)に、「浅草御厩河岸 一鱗堂年一殿」とある。明治31年(1898年)建立の月岡芳年翁之碑には「年一」の名が「芳年社中故門人」と「芳年門人」の二箇所にあり、また芳年の門人には他に静斎と号した細木年一がいる。月岡芳年翁之碑にある二人の「年一」は、一鱗堂年一と細木年一にあたると見られるが、いずれが「故門人」となっていたのかは不明である。
参考文献
[編集]- 西井正気編 『月岡芳年展』 日本経済新聞社、1995年 ※141頁
- 菅原真弓 『月岡芳年伝 幕末明治のはざまに』 中央公論美術出版、2018年 ※396 - 397頁