一梅斎芳峰
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一梅斎 芳峰(いちばいさい よしみね、生没年不詳)とは、江戸時代から明治時代にかけての大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]歌川芳梅の門人、大坂の人。姓は武部、俗称安兵衛。一梅斎、胡蝶楼、旭亭、玉亭と号す。作画期は安政3年(1856年)から明治10年(1877年)頃にかけてで、作に中判の役者絵のほか、明治に入ると西南戦争に取材した戦争絵を描いている。
作品
[編集]- 「安藤喜八郎(嵐璃珏) 生田伝八郎(嵐吉三郎) 遠城治左衛門(尾上多見蔵)」 中判錦絵3枚続 池田文庫所蔵 ※安政4年8月、大坂中の芝居『敵討崇禅寺馬場』より
- 「武蔵坊弁慶・尾上多見蔵 源うし若丸・坂東彦三郎」 中判錦絵2枚続 池田文庫所蔵 ※安政5年正月、中の芝居『柳桜春錦画』より
- 「征討電聞 都の城攻戦」 大判錦絵 ※明治10年
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年