一丸章
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一丸 章(いちまる あきら、男性、1920年7月27日 - 2002年6月12日)は、日本の詩人。
人物
[編集]福岡市新柳町で生まれる。幼少時に両親と生き別れ、伯母の家で育つ。1937年、福岡県立福岡中学校(現福岡県立福岡高等学校)卒業。
「母音」「こをろ」「九州文学」「ALMEE」などに参加する。生まれつき病弱であり、戦後、KBCやNHKなどで脚本を書いたり、研究所員や短大・文化サークルの講師をつとめたりした。1966年、福岡県詩人会の創立に携わり、16年間代表幹事を務める。2001年、先達詩人顕彰(日本現代詩人会)。未完の長詩「美濃道行魂胆咄(みのへのみちゆきこんたんばなし)」がある。
没後、弟子の龍秀美の尽力により全詩集が刊行される。
著書
[編集]詩集
[編集]- 『天鼓』 思潮社、1972年 - 第23回H氏賞受賞
- 『呪いの木』 葦書房、1979年
全詩集
[編集]- 『一丸章全詩集』 海鳥社、2010年 ISBN 978-4874157817
受賞歴
[編集]- H氏賞 - 九州在住者で初めて受賞(1973年度)
- 福岡市文化賞受賞(1984年)
- 福岡県教育文化功労者表彰(1990年)
- 地域文化功労者文部大臣表彰(1995年)