ヴォーデモン
Vaudémont | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | グラン・テスト地域圏 |
県 (département) | ムルト=エ=モゼル県 |
郡 (arrondissement) | ナンシー郡 |
小郡 (canton) | メーヌ・オ・サントワ小郡 |
INSEEコード | 54552 |
郵便番号 | 54330 |
市長(任期) |
ジャン=クリストフ・ルテル (2014年-2020年) |
自治体間連合 (fr) | fr:Communauté de communes du Pays du Saintois |
人口動態 | |
人口 |
67人 (2015年) |
人口密度 | 12人/km2 |
地理 | |
座標 | 北緯48度25分03秒 東経6度03分25秒 / 北緯48.4175度 東経6.05694444444度座標: 北緯48度25分03秒 東経6度03分25秒 / 北緯48.4175度 東経6.05694444444度 |
標高 |
平均:m 最低:329 m 最高:541 m |
面積 | 5.76km2 |
ヴォーデモン (Vaudémont)は、フランス、グラン・テスト地域圏、ムルト=エ=モゼル県のコミューン。
地理
[編集]ヴォーデモンは県南部にあり、ヴォージュ県に隣接する。ナンシーの南30kmに広がる広大なサントワの平原を見下ろしている。
ヴォーデモンは、シニャル・ド・ヴォーデモン(signal de Vaudémont)と呼ばれる、標高480mの長い岩の露頭の上に乗った中世の村である。村を見下ろすのは、かつてヴォーデモン伯のものだった古いドンジョンである。この岩場の反対側は、モゼル丘陵の中に侵食されて残ったシオン丘である。ヴォーデモンとサグゾン=シオンの中間には、モーリス・バレスを記念した記念碑がある。
ヴォーデモンの気候は海洋性気候であるが、かなり大陸性気候の影響を受けている。気温は一日の間でも季節でも対照的である。冬は寒く、かなり湿気があるが、それにもかかわらず、凍結するほどの寒さになると乾燥する。夏は必ず晴天となることはないが暑い。秋には通常霧が起こり、風は頻繁であり時には暴風となる。地元では、隣接するサントワ地方より降水量が多くなる。標高が高いため、気候は温暖ではない。
由来
[編集]ヴォーデモンの名は、ゲルマン神話の神ヴォータン(オーディン)から派生したとみられる。または、ゲルマン語の男性名Wado(n)から派生し、接尾辞の-montemがついたとみられる[1]。
歴史
[編集]いくつかの要素が、この地が紀元前5000年初期には、村の外側が新石器時代の城壁に囲まれていたことを示唆している。しかし、古代の間にこの地に人が定住した痕跡は見られない。集落が現れたのはおそらくメロヴィング朝時代で、シオンにあるキリスト教の教区に依存していた。
岩の露頭の上にあるこの戦略上の要所には、11世紀初めにロレーヌ公または彼の家臣がドンジョンを築いた。
11世紀終わり、初代のヴォーデモン伯ジェラールは城を拡張して住まいとした。続く数世紀の間、村が発展するにつれ、塔が点在する強力な城壁が築かれた。塔と城壁に囲まれた村は、三十年戦争でフランス軍がロレーヌ公国を軍事的に占領するまで存続した。17世紀、宰相リシュリューが城の破壊を命じた。
村には様々な遺跡が残る。さらに、17世紀から18世紀に再建された家屋の多くは、城の破壊の前に城のファサードを再利用したものである。
人口統計
[編集]1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2006年 | 2015年 |
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113 | 95 | 71 | 67 | 53 | 63 | 79 | 67 |
参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[2]、2006年以降INSEE[3][4]。
脚注
[編集]- ^ Ernest Nègre, Toponymie générale de la France, Genève, , n° 16359, p. 919
- ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=39006
- ^ https://www.insee.fr/fr/statistiques/3293086?geo=COM-54552
- ^ http://www.insee.fr