ヴォルフガング・カシューバ
表示
ヴォルフガング・カシューバ(Wolfgang Kaschuba, 1950年1月1日 - )は、ドイツの民俗学者。ベルリン大学教授。
経歴
[編集]バーデン=ヴュルテンベルク州ゲッピンゲン生まれ。テュービンゲン大学ではじめ政治学とアングロサクソン文化研究を学び、次いで同大学のヘルマン・バウジンガーに就いて日常文化研究としての民俗学を専攻した。三月革命期の民衆行動や19世紀の農村の構造変化をテーマとして学位と教授資格を得た後、現代の多文化社会を専門とするようになった。テュービンゲン大学教授を経て、1992年にベルリン大学教授となり、同大学の民俗学科であるヨーロッパ・エスノロジー研究科を主宰している。
著作(日本語訳)
[編集]- ヨーロッパとグローバリゼーション:ヨーロッパ・エスノロジーへの新たな挑戦(韓国・ソウルでの講演 2008年12月12日)河野眞訳・解説 愛知大学国際問題研究所『紀要』第135号(2010年3月)、pp.271-295.
- 「座談会 ベルリン・ディスカッション (2001) ベルリン大学(フンボルト大学)におけるヨーロッパ・エスノロジーの十年と今後の課題 ヴォルフガング・カシューバ/ペーター・ニーダーミュラー(ベルリン大学教授)/ベルント=ユルゲン・ヴァルネッケン(テュービンゲン大学教授)/ギーゼラ・ヴェルツ(フランクフルト大学教授)(司会)シュテファン・ベック(ベルリン大学)/レオノーレ・ショルツェ=イールリッツ(ベルリン大学)」河野眞(訳・解説)愛知大学国際コミュニケーション学会『文明21』第30号 (2013), pp.89-137.
参考文献
[編集]- インゲボルク・ヴェーバー=ケラーマン著『ヨーロッパ・エスノロジーの形成:ドイツ民俗学史』(2003年 アンドレーアス・C・ビマーとジークフリート・ベッカーによる改訂版)河野眞訳、文緝堂、2011年、p.261.