ヴィルヘルム・ハインリヒ・ヴァッケンローダー
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ヴィルヘルム・ハインリヒ・ヴァッケンローダー(Wilhelm Heinrich Wackenroder、1773年7月13日 - 1798年2月13日)はドイツロマン主義の著述家。
1773年にベルリンで生まれ、同じく作家業を営むルートヴィヒ・ティークと若い頃から交友を結んだ。画家であるアルブレヒト・デューラーに傾倒し、その影響は友人ティークにまで及んだ。名の通ったヴァッケンローダーの著作のほとんどはこのティークによって出版されている。
また、直接会ったことはないものの、独特の厭世観を持っていたヴァッケンローダーは若い頃の哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーにも影響を与えており、それは彼の母親への手紙から窺うことができる。しかし、当のショーペンハウアーはヴァッケンローダーの文章を出版したティークが著わしたものだと誤解していた[1]。
1798年、ヴァッケンローダーはベルリンで夭逝する。24歳[2]。
作品
[編集]脚注
[編集]- ^ 『ショーペンハウアー』(Century Books―人と思想)(清水書院)ショーペンハウアーの生涯より。
- ^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年5月13日閲覧。