ヴィラール級巡洋艦
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ヴィラール級巡洋艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 巡洋艦 |
艦名 | |
前級 | ラペルーズ級 |
次級 | イフィジェニ |
性能諸元(データはネームシップのもの) | |
排水量 | 常備:2,382トン |
全長 | -m 75.97m(水線長) |
全幅 | 11.58m |
吃水 | 5.23m~5.49m |
機関 | 形式不明石炭専焼円缶6基 +横置型コンパウンド・レシプロ機関1基1軸 |
最大出力 | 2,750hp |
最大速力 | 14.5ノット |
航続距離 | 10ノット/4,000海里 |
燃料 | 石炭:400トン |
乗員 | 264名 |
兵装 | Model 1870 14cm(-口径)単装砲15基 オチキス Model 1885 3.7cm(23口径)五連装回転式機砲6~8基 |
ヴィラール級巡洋艦(Villars Class)はフランス海軍が建造した1,000トン台の機帆走巡洋艦で4隻が建造された。フランス海軍ではこの大きさの艦は2等巡洋艦に分類されていた。
概要
[編集]本級は植民地警備や海外任務に使用する艦として設計・建造された「ラペイルーズ級巡洋艦」と同時期に建造されたフランスの機帆走巡洋艦で、部分的に艦底部に二重底を設けて水雷防御とし、基本は木造船体の一部分に鉄板を使用した改良点である。武装面では16cmライフル砲6基と14cmライフル砲9基の混載であったが、後に14cm単装砲に統一し15基に改められた。
艦形と武装
[編集]船体の基本形状は艦首水面下に衝角をもつ船体に3本のバーク式マストと中央部に1本煙突を持つ当時の一般的な蒸気船の形態である。1番・2番マストの間に艦橋が設けられ、両脇に船橋(ブリッジ)をもっていた。その背後に雨水よけのカバーのついた1本煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、2本1組のボート・ダビッドが片舷3組ずつ計6組で運用された。武装は艦首甲板上に14cm単装砲を並列配置で2基、舷側に片舷6基ずつと艦尾甲板上に1基の計15基を配置している。
同型艦
[編集]- ヴィラール(Villars)
- シェルブール工廠で1875年起工、1881年竣工、1896年除籍。
- フォルフェ(Forfait)
- ツーロン工廠で1876年起工、1880年竣工、1897年除籍。
- マゴン(Magon)
- シェルブール工廠で1877年起工、1882年竣工、1896年除籍。
- ローラン(Roland)
- シェルブール工廠で1877年起工、1885年竣工、1898年除籍。
参考図書
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- [1]ヴィラールのスペックがあるページ。