ヴィクトリア・デ・アンジェリス
| ヴィクトリア・デ・アンジェリス | |
|---|---|
 2022年 | |
| 基本情報 | |
| 生誕 |
2000年4月28日（24歳） イタリア・ローマ |
| ジャンル |
オルタナティブ・ロック ラップ・ロック グラム・ロック |
| 職業 | ミュージシャン、作詞家 |
| 活動期間 | 2016年 - |
ヴィクトリア・デ・アンジェリス（イタリア語: [vikˈtɔːrja de ˈandʒelis]、2000年4月28日 - ）は、ロックバンド『マネスキン（Måneskin）』のリードベーシストとして知られるイタリアのミュージシャン。
来歴
[編集]デンマーク人の母とイタリア人の父の間にローマで生まれた。母は彼女が15歳の時に癌により亡くなった[1]。3歳年下の妹がいる。幼い頃からロックミュージックは自由への願望を体現していたと公言した[2]。幼い頃から音楽への情熱と好意を抱いており、8歳でギターを弾き始め、中学1年生でベースを弾き始めた[3]。
2021年2月のコリエーレ・デラ・セラでのインタビューで、ヴィクトリアはバイセクシュアルと自称した。また、ダミアーノは女優のダヴ・キャメロンと交際している。
Måneskinのパフォーマンスではいつもテープで乳首を隠して、トップレスの衣装でライブ・パフォーマンスを行うことについて、本人は「誰しもが自分らしくいられるべきで、自分が好きな見た目であっていい」と思っているものの、「女性の身体というのはいつだって性的に見られて（来た）」と言い、「それは最悪なこと」で「乳首を隠さざるを得ない」理由だと説明。本当は乳首さえ出していたいほどだという。2022年、サマーソニックの大阪ステージでは、途中でテープが剥がれたまま演奏している。
ELLEのインタビューで14歳のときにパニック障害に苦しみ、そのせいで1年間学校を休んだことを明かしている[4]。中学校のスクオラ・メディア・ジャニコロに通い、そこで同バンドメンバーのトーマス・ラッジと出会い、その後リセオ・クラシコ・ヴィルジリオで学校を卒業した[5]。影響を受けた人物としてニック・オマリー（アークティック・モンキーズ）とキム・ゴードン（元ソニック・ユース）を挙げている[6][7]。
マネスキン
[編集]デ・アンジェリスとトーマス・ラッジが初めて出会ったのは中学時代の時である。その後、ローマの高校でダミアーノ・ダヴィドが加わった。彼らがラインナップを完成させるためにFacebookでドラマーを募集したところ、近くのフロジノーネに住んでいたイーサン・トルキオが加わった[8][9][10]。
デ・アンジェリスとラッジが最初にバンドを結成したのは2015年だったが、正式に決まったのは2016年になってからで、メンバーは新進バンドを対象とした地元の音楽コンテスト「Pulse」に登録することを決めていたため、バンド名を決めなければならなかった[11]。ブレストをしているときに、デンマーク人のハーフであるデ・アンジェリスはバンドメンバーからデンマーク語の単語を投げてほしいと頼まれ、マネスキン(Måneskin「月の光」)に同意した[12]。
その後、ローマのコッリ・ポルトゥエンシ地区の路上でバスカーとしてパフォーマンスを行い、2017年にはイタリアのタレント番組『Xファクター』の第11シーズンで2位に入り、一躍脚光を浴びた。2018年と2019年にスタジオ・アルバム『Il ballo della vita』とツアーでブレイクデビューを果たした[13]。
脚注
[編集]- ^ “"A 15 anni mia nipote Victoria ha visto la mamma morire. Le aveva tenuto la mano per 3 mesi"” (イタリア語). Huffington Post (6 December 2021). 19 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。
- ^ “Victoria De Angelis senza filtri per Elle: "Che rabbia, le etichette"” (Italian). Elle Magazine (13 May 2021). 23 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。13 May 2021閲覧。
- ^ “Victoria 8 Yrs – SMOKE ON THE WATER”. Youtube. 8 November 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。
- ^ “Victoria De Angelis senza filtri per Elle: "Che rabbia, le etichette"”. Elle Magazine (13 May 2021). 23 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。13 May 2021閲覧。
- ^ “Eurovision, Maneskin, la preside di "Zitti e buoni": "Damiano e quel carattere così arrabbiato ma mai coatto"”. la Repubblica (23 May 2021). 19 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。
- ^ “The Måneskin Interview”. Apple Music. 19 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。
- ^ “Victoria De Angelis dei Maneskin: "Quella che ha ispirato il mio immaginario è Kim Gordon dei Sonic Youth"”. Sentireascoltare. 19 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。
- ^ Sonia Montrella (24 November 2017). “Tutto quello che c'è da sapere sui Maneskin” (イタリア語). Agenzia Giornalistica Italia. 27 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。16 June 2021閲覧。
- ^ Mastrantonio, Luca (29 March 2018). “Perché i Måneskin fanno ballare anche le mamme delle fan” (イタリア語). Corriere della Sera. オリジナルの27 June 2021時点におけるアーカイブ。 16 June 2021閲覧。
- ^ Povoledo, Elisabetta (16 June 2021). “They Won Eurovision. Can They Conquer the World?”. The New York Times. オリジナルの16 June 2021時点におけるアーカイブ。 16 June 2021閲覧。
- ^ Alessandra Paolini (26 November 2017). “Ciclone Maneskin, il rock è coatto: Semo de Roma” (Italian). la Repubblica. 16 December 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2 November 2018閲覧。
- ^ “Si dice Maneskin, non Moleskine!: origine e significato del nome della band” (Italian). Sky Italia (12 December 2017). 10 January 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2 November 2018閲覧。
- ^ “Damiano dei Maneskin, la sua storia: dalla strada all'Eurovision, "Con le monetine raccolte il primo singolo"”. Corriere (24 May 2021). 25 May 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2021閲覧。