ヴィオール橋
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ヴィオール橋 | |
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基本情報 | |
国 | フランス |
所在地 | トーリアック=ドゥ=ノーセル-タニュ間 |
交差物件 | ヴィオール川 |
設計者 施工者 | ポール・ボダン |
建設 | 1897-1902年 |
構造諸元 | |
形式 | カンチレバートラス橋 |
材料 | 鋼鉄 |
全長 | 460m |
高さ | 116m(水面から)54m(橋台から) |
最大支間長 | 220m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
ヴィオール橋(フランス語:Viaduc du Viaur)はフランスのヴィオール川の谷を渡っている鉄道橋でロデーズ-アルビ間を結ぶ路線を通している。アヴェロン県のトーリアック=ドゥ=ノーセルとタルヌ県のタニュの間にある。1887年に行われた橋梁設計競技(コンペ)の結果、バティニョル社(現在はSpie-Batignolles社)のポール・ボダンの案が選ばれ(参加者の中にはギュスターヴ・エッフェルもいた)、1897年から1902年にかけて建設された。
ヴィオール橋はリベット留めされた鋼鉄製のカンチレバートラス橋である。2つの片持ち梁からなり、中央部の関節で結合されている。それぞれの梁は谷底の橋台で支えられている。この時代鉄道橋に吊り橋を使うのは不可能だったのでカンチレバー橋は長大な鉄道橋を架ける唯一の方法だったのである。このような形式の橋はフランスではヴィオール橋しか存在しない。ヴィオール橋の特別なところは線路が橋の頂上を通っていることである。同様の形式をとるフォース鉄道橋やケベック橋では線路は橋の中央部を通っている。