ヴァン・ヘイレンIII
『ヴァン・ヘイレンIII』 | ||||
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ヴァン・ヘイレン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | マイク・ポスト、エドワード・ヴァン・ヘイレン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ヴァン・ヘイレン アルバム 年表 | ||||
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ヴァン・ヘイレンIII(Van Halen III)は、ヴァン・ヘイレンが1998年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては11作目で、ゲイリー・シェローン在籍時としては唯一のアルバムとなった。
解説
[編集]1996年にサミー・ヘイガーが脱退し、同年にはデイヴィッド・リー・ロスが再加入するが、ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』(1996年)用の新曲のレコーディングだけで再び脱退。当時ヴァン・ヘイレンのマネージメントを担当していたレイ・ダニエルズが、エクストリームのマネージャーのビジネス・パートナーだったことから、同バンドのボーカリスト、ゲイリー・シェローンとのセッションを打診され、最終的にはシェローンが正式メンバーとなる[3]。アルバム・タイトルは、ヴァン・ヘイレンの第3期のラインナップにより制作されたことに由来する。
アルバムジャケットは20世紀前半に活躍した「鋼鉄のお腹」を持つパフォーマーのフランク・“キャノンボール”・リチャーズが大砲から発射された砲弾をお腹で受け止めるシーンを静止画にしたもの[4]。
「ニューワールド」「プライマリー」の2曲はインストゥルメンタル。「ファイヤー・イン・ザ・ホール」は、映画『リーサル・ウェポン4』のサウンドトラックで使用された[5]。
本作はセールス的に大成功とならず、『5150』(1986年)以降のスタジオ・アルバムとしては初めて、Billboard 200の1位を獲得できなかった[1]。そして、本作に伴うツアーを最後にシェローンが脱退。2004年発売のベスト・アルバム『ヴェリー・ベスト・オブ・ヴァン・ヘイレン』には、本作からの楽曲は収録されなかった。
収録曲
[編集]全曲メンバー4人の共作。
- ニューワールド - "Neworld" - 1:51
- ウイズアウト・ユー - "Without You" - 6:37
- ワン・アイ・ウォント - "One I Want" - 5:35
- フロム・アフェア - "From Afar" - 5:29
- ダーティー・ウォーター・ドッグ - "Dirty Water Dog" - 5:33
- ワンス - "Once" - 7:51
- ファイヤー・イン・ザ・ホール - "Fire in the Hole" - 5:37
- ジョセフィーナ - "Josephina" - 5:48
- イヤー・トゥ・ザ・デイ - "Year to the Day" - 8:47
- プライマリー - "Primary" - 1:31
- バロット・オア・ザ・ブレット - "Ballot or the Bullet" - 5:48
- ハウ・メニィ・セイ・アイ - "How Many Say I" - 6:16
参加ミュージシャン
[編集]- ゲイリー・シェローン - ボーカル
- エドワード・ヴァン・ヘイレン - ギター、キーボード、バッキング・ボーカル
- マイケル・アンソニー - ベース、バッキング・ボーカル
- アレックス・ヴァン・ヘイレン - ドラムス、パーカッション
脚注
[編集]- ^ a b Van Halen | Awards | AllMusic
- ^ ORICON STYLE
- ^ 日本盤CD(WPCR-1500)ライナーノーツ(広瀬和生)
- ^ 大砲で撃たれても大丈夫、史上最強のお腹を持つ男「フランク・リチャーズ」 Gigazine 2011年08月15日 2020年11月16日 閲覧
- ^ Lethal Weapon 4 (1998)-Soundtracks-(IMDb.com)