ヴァレンティン・ポエナル
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ヴァレンティン・ポエナル(Valentin Poénaru、1932年 - )はルーマニアに誕生し、フランスに亡命した数学者。専門分野は低次元位相幾何学(low-dimensional topology)。
ルーマニアの首都ブカレストに生まれ、ブカレスト大学の学部生となる。1962年にスウェーデンのストックホルムで開催された国際数学者会議に参加した後、ルーマニアには帰国せず渡仏。翌1963年にパリで博士号を取得した。その後4年間はアメリカ合衆国のハーバード大学やプリンストン大学、プリンストン高等研究所などで活動し、1967年にフランスに帰還。2001年までパリ第11大学(パリ大学オルセー校)の教授を務める。
プリンストン時代に出会ったクリストス・パパキリアコプロスの影響でポアンカレ予想の研究に着手し、以降半世紀近くに渡りその研究を続けている。
参考文献
[編集]- 『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか 天才数学者の光と影』(NHK出版、春日真人・著、ISBN 978-4-14-081282-2)
- 『ポアンカレ予想を解いた数学者』(日経BP社、ドナル・オシア(Donal O'Shea)・著、糸川洋・訳、ISBN 978-4-82228-322-3)
- 『ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者』(早川書房、ジョージ・G・スピーロ、ISBN 978-4-15208-885-7)