ワールド・マッチプレイ (ダーツ)
World Matchplay | |
---|---|
概要 | |
開催国 | イギリス ( イングランド) |
開催地 | ランカシャー, ブラックプール |
会場 | ウィンター・ガーデンズ |
初開催 | 1994年 |
主催団体 | PDC |
形式 | レグ制 |
賞金総額 | £ 800,000 (2024) |
開催月 | 7月 |
現在のチャンピオン | |
ルーク・ハンフリーズ |
ワールド・マッチプレイ (英語: World Matchplay) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。 初開催の1994年から、ブラックプールのウィンター・ガーデンズにおいて、毎年開催されており、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップと同じく、PDC主催大会において、最も長く続いている (厳密には、開催月の関係で2番目)。
歴史
[編集]ワールド・マッチプレイは、1980年代からの名選手であったジョッキー・ウィルソンが最後に参戦したテレビ放送される主要トーナメントとなったり[1]、イギリスにおいてテレビで生放送されている試合中、フィル・テイラーにより初めてナイン・ダート・フィニッシュが達成されたイベントとなったりと[2]、見所も多い。2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため、ミルトン・キーンズのマーシャル・アリーナで無観客開催された。2022年からは女子ワールド・マッチプレイ(ワンデー大会)も行われている。
2012年以前は、他大会とは異なり、予定のレグ数に達しても、2レグ差がなければ無限に延長されるルールであったため、予定よりも大幅に長引く試合があった。2018年大会から優勝者にフィル・テイラー・トロフィーが授与される[3]。
歴代優勝回数はフィル・テイラーの16回、次いでマイケル・ヴァン・ガーウェンの3回。
賞金
[編集]このトーナメントの賞金額は、以下の通りとなっている。
男子
[編集]年 | 優勝 | 準優勝 | 準決勝 | 準々決勝 | ラスト16 | ラスト32 | 9ダーター | 実総額 | 公称総額 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3位 | 4位 | |||||||||
1994 | £10,000 | £6,000 | £3,250 | £2,750 | £1,500 | £800 | £500 | - | £42,400 | £42,400 |
1995 | £10,000 | £6,000 | £3,250 | £2,750 | £1,500 | £800 | £500 | - | £42,400 | £42,400 |
1996 | £12,000 | £7,000 | £3,750 | £3,250 | £1,650 | £925 | £500 | - | £48,000 | £48,000 |
1997 | £12,000 | £6,000 | £3,250 | £2,750 | £1,700 | £900 | £500 | - | £46,000 | £46,000 |
1998 | £14,000 | £7,000 | £3,500 | £2,000 | £1,250 | £750 | - | £58,000 | £58,000 | |
1999 | £14,000 | £7,000 | £3,500 | £2,000 | £1,250 | £750 | - | £58,000 | £58,000 | |
2000 | £14,000 | £7,000 | £3,500 | £2,000 | £1,250 | £750 | - | £58,000 | £58,000 | |
2001 | £14,000 | £7,000 | £4,000 | £2,000 | £1,500 | £1,000 | - | £65,000 | £65,000 | |
2002 | £15,000 | £7,500 | £4,500 | £2,500 | £1,750 | £1,250 | £100,000 | £175,500 | £75,500 | |
2003 | £15,000 | £8,000 | £5,000 | £2,750 | £2,000 | £1,250 | - | £80,000 | £80,000 | |
2004 | £20,000 | £10,000 | £6,000 | £4,000 | £2,250 | £1,500 | - | £100,000 | £100,000 | |
2005 | £25,000 | £12,500 | £7,250 | £5,000 | £2,500 | £1,750 | - | £120,000 | £120,000 | |
2006 | £30,000 | £15,000 | £10,000 | £6,250 | £3,500 | £2,000 | - | £150,000 | £150,000 | |
2007 | £50,000 | £20,000 | £10,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 | - | £200,000 | £200,000 | |
2008 | £60,000 | £30,000 | £17,000 | £12,000 | £8,000 | £4,000 | - | £300,000 | £300,000 | |
2009 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | - | £300,000 | £400,000 | |
2010 | £150,000 | £75,000 | £50,000 | £20,000 | £6,500 | £4,000 | £1,000 | £401,000 | £400,000 | |
2011 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £10,000 | £410,000 | £400,000 | |
2012 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | £2,500 x 2 |
£405,000 | £400,000 | |
2013 | £100,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £7,500 | £5,000 | - | £400,000 | £400,000 | |
2014 | £100,000 | £50,000 | £27,000 | £17,500 | £10,000 | £6,000 | £10,000 | £460,000 | £450,000 | |
2015 | £100,000 | £50,000 | £27,000 | £17,500 | £10,000 | £6,000 | - | £450,000 | £450,000 | |
2016 | £100,000 | £50,000 | £27,000 | £17,500 | £10,000 | £6,000 | - | £450,000 | £450,000 | |
2017 | £115,000 | £55,000 | £30,000 | £17,500 | £11,000 | £7,000 | - | £500,000 | £500,000 | |
2018 | £115,000 | £55,000 | £30,000 | £17,500 | £11,000 | £7,000 | £45,000 | £545,000 | £500,000 | |
2019 | £150,000 | £70,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £10,000 | - | £700,000 | £700,000 | |
2020 | £150,000 | £70,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £10,000 | - | £700,000 | £700,000 | |
2021 | £150,000 | £70,000 | £50,000 | £25,000 | £15,000 | £10,000 | - | £700,000 | £700,000 | |
2022 | £200,000 | £100,000 | £50,000 | £30,000 | £15,000 | £10,000 | 不明 | 不明 | £800,000 | |
2023 | £200,000 | £100,000 | £50,000 | £30,000 | £15,000 | £10,000 | - | £800,000 | £800,000 | |
2024 | £200,000 | £100,000 | £50,000 | £30,000 | £15,000 | £10,000 | 不明 | 不明 | £800,000 |
女子
[編集]年 | 優勝 | 準優勝 | 準決勝 | 準々決勝 | 9ダーター | 実総額 | 公称総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | £10,000 | £5,000 | £2,500 | £1,250 | - | £25,000 | £25,000 |
2023 | £10,000 | £5,000 | £2,500 | £1,250 | - | £25,000 | £25,000 |
2024 | £10,000 | £5,000 | £2,500 | £1,250 | - | £25,000 | £25,000 |
結果
[編集]決勝の結果は下記の通りである[4]
年 | 優勝 (決勝平均) | Score | 準優勝 (決勝平均) | 賞金 | スポンサー | 会場 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総額 | 優勝 | 準優勝 | ||||||
1994 | ラリー・バトラー (90.72) | 16–12 | デニス・プリーストリー (91.59) | £42,800 | £10,000 | £6,000 | Proton | ウィンター・ガーデンズ, ブラックプール |
1995 | フィル・テイラー (90.72) | 16–11 | デニス・プリーストリー (87.63) | Webster's | ||||
1996 | ピーター・エヴィソン (100.51) | 16–14 | デニス・プリーストリー (96.67) | £52,000 | £12,000 | £7,000 | ||
1997 | フィル・テイラー (106.32) | 16–11 | アラン・ウォリナー=リトル (98.42) | £48,000 | £6,000 | |||
1998 | ロッド・ハリントン (95.03) | 19–17 | ロニー・バクスター (94.07) | £58,000 | £14,000 | £7,000 | PDC | |
1999 | ロッド・ハリントン (85.95) | 19–17 | ピーター・マンリー (86.91) | |||||
2000 | フィル・テイラー (100.32) | 18–12 | アラン・ウォリナー=リトル (97.14) | Stan James | ||||
2001 | フィル・テイラー (99.57) | 18–10 | リッチー・バーネット (90.99) | £65,000 | ||||
2002 | フィル・テイラー (98.76) | 18–16 | ジョン・パート (94.14) | £75,500 | £15,000 | £7,500 | ||
2003 | フィル・テイラー (94.38) | 18–12 | ウェイン・マードル (97.44) | £80,000 | £8,000 | |||
2004 | フィル・テイラー (100.20) | 18–8 | マーク・ダッドブリッジ (89.24) | £100,000 | £20,000 | £10,000 | ||
2005 | コリン・ロイド (97.89) | 18–12 | ジョン・パート (94.53) | £120,000 | £25,000 | £12,500 | ||
2006 | フィル・テイラー (100.08) | 18–11 | ジェームズ・ウェイド (90.01) | £150,000 | £30,000 | £15,000 | ||
2007 | ジェームズ・ウェイド (96.83) | 18–7 | テリー・ジェンキンス (91.62) | £200,000 | £50,000 | £20,000 | ||
2008 | フィル・テイラー (109.47) | 18–9 | ジェームズ・ウェイド (102.58) | £300,000 | £60,000 | £30,000 | ||
2009 | フィル・テイラー (106.05) | 18–4 | テリー・ジェンキンス (92.32) | £400,000 | £100,000 | £50,000 | ||
2010 | フィル・テイラー (105.16) | 18–12 | レイモンド・ファン・バルネフェルト (100.11) | |||||
2011 | フィル・テイラー (103.84) | 18–8 | ジェームズ・ウェイド (98.84) | Sky Bet | ||||
2012 | フィル・テイラー (98.97) | 18–15 | ジェームズ・ウェイド (95.92) | Betfair | ||||
2013 | フィル・テイラー (111.23) | 18–13 | エイドリアン・ルイス (105.92) | BetVictor | ||||
2014 | フィル・テイラー (107.19) | 18–9 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.49) | £450,000 | ||||
2015 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (99.91) | 18–12 | ジェームズ・ウェイド (90.37) | |||||
2016 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (103.93) | 18–10 | フィル・テイラー (101.13) | |||||
2017 | フィル・テイラー (104.24) | 18–8 | ピーター・ライト (99.74) | £500,000 | £115,000 | £55,000 | ||
2018 | ゲイリー・アンダーソン (101.12) | 21–19 | メンサー・スルホビック (104.43) | |||||
2019 | ロブ・クロス (95.16) | 18–13 | マイケル・スミス (95.91) | £700,000 | £150,000 | £70,000 | Betfred | |
2020 | ディミトリ・バン・デン・バーグ (98.31) | 18–10 | ゲイリー・アンダーソン (92.81) | Marshall Arena, Milton Keynes | ||||
2021 | ピーター・ライト (105.90) | 18–9 | ディミトリ・バン・デン・バーグ (100.88) | ウィンター・ガーデンズ, ブラックプール | ||||
2022 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.19) | 18–14 | ガーウィン・プライス (96.92) | £800,000 | £200,000 | £100,000 | ||
2023 | ネーザン・アスピナル (96.21) | 18–6 | ジョニー・クレイトン (93.56) | |||||
2024 | ルーク・ハンフリーズ (100.94) | 18–15 | マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.74) |
大会記録 (男子)
[編集]回数
[編集]ここでは、回数に関する記録を紹介する。
最多優勝
[編集]- 16 フィル・テイラー
- 3 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 2 ロッド・ハリントン
- 1 ラリー・バトラー
- 1 ピーター・エヴィソン
- 1 コリン・ロイド
- 1 ジェームズ・ウェイド
- 1 ゲイリー・アンダーソン
- 1 ロブ・クロス
- 1 ディミトリ・バン・デン・バーグ
- 1 ピーター・ライト
- 1 ネーザン・アスピナル
- 1 ルーク・ハンフリーズ
最多決勝出場
[編集]- 17 フィル・テイラー
- 6 ジェームズ・ウェイド
- 5 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 3 デニス・プリーストリー
- 2 ロッド・ハリントン
- 2 アラン・ウォリナー=リトル
- 2 ジョン・パート
- 2 テリー・ジェンキンス
- 2 ゲイリー・アンダーソン
- 2 ピーター・ライト
- 2 ディミトリ・バン・デン・バーグ
最多出場
[編集]- 24 フィル・テイラー
- 22 スティーブ・ビートン
- 19 ジェームズ・ウェイド
- 17 デニス・プリーストリー
- 17 ロニー・バクスター
- 17 エイドリアン・ルイス
- 16 ゲイリー・アンダーソン
- 16 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 15 ジョン・パート
- 15 コリン・ロイド
最多勝利
[編集]- 99 フィル・テイラー (5回: 1995, 1997, 2000 - 2004, 2006, 2008 - 2014, 2017; 4回: 2016; 3回: 1999, 2007, 2015; 2回: 1998, 2005; 1回: 1994, 1996)
- 43 ジェームズ・ウェイド (5回: 2007; 4回: 2006, 2008, 2011 - 2012, 2015; 3回: 2010, 2013, 2024; 2回: 2009, 2014, 2019; 1回: 2018, 2020, 2022)
不敗記録
[編集]フィル・テイラーは、驚異の2555日間にわたってワールド・マッチプレー・チャンピオンであった。これはPDCのあらゆるトーナメントを通しても最長の戴冠記録である。
- 38 フィル・テイラー (2008年第1ラウンド - 2015年準決勝)
100以上の平均値
[編集]全ラウンド
[編集]ここでは、2試合以上戦った場合のみの記録とする。フィル・テイラーは2009 R2から2012 R1まで、15試合連続で対戦平均値100超えを達成した。
- 2010 フィル・テイラー (R1: 114.99; R2: 104.60; QF: 103.31; SF: 103.46; F: 105.16)
- 2011 フィル・テイラー (R1: 101.66; R2: 108.01; QF: 108.39; SF: 105.59; F: 103.84)
- 2013 フィル・テイラー (R1: 103.18; R2: 102.64; QF: 104.38; SF: 107.61; F: 111.23)
- 2024 ルーク・ハンフリーズ (R1: 108.76; R2: 102.34; QF: 101.21; SF: 100.64; F: 100.94)
- 2017 ゲイリー・アンダーソン (R1: 101.95; R2: 105.17)
- 2019 ピーター・ライト (R1: 102.04; R2: 103.01; QF: 104.57)
回数
[編集]2024年開催までの最多は、フィル・テイラーの62回である。
- 62 フィル・テイラー
- 20 マイケル・ヴァン・ガーウェン
- 15 ピーター・ライト
- 11 ゲイリー・アンダーソン
- 9 エイドリアン・ルイス
- 8 ジェームズ・ウェイド
- 7 ロブ・クロス
- 7 ルーク・ハンフリーズ
- 6 ディミトリ・バン・デン・バーグ
最高対戦平均値
[編集]2024年開催までの最高は、フィル・テイラーの114.99である。
記録 | プレイヤー | 対戦相手 | 年 | ラウンド |
---|---|---|---|---|
114.99 | フィル・テイラー | バリー・ベイツ | 2010 | ラスト32 |
113.43 | フィル・テイラー | ゲイリー・モーソン | 1997 | ラスト32 |
112.17 | フィル・テイラー | クリス・メイソン | 2002 | 準々決勝 |
111.23 | フィル・テイラー | エイドリアン・ルイス | 2013 | 決勝 |
110.93 | マイケル・ヴァン・ガーウェン | ジェイミー・ルイス | 2015 | ラスト16 |
110.51 | エイドリアン・ルイス | アンドリュー・ギルディング | 2015 | ラスト32 |
110.37 | ピーター・ライト | マイケル・ヴァン・ガーウェン | 2021 | 準決勝 |
109.71 | フィル・テイラー | コリン・オズボーン | 2008 | ラスト16 |
109.47 | フィル・テイラー | ジェームズ・ウェイド | 2008 | 決勝 |
109.47 | フィル・テイラー | ケビン・ペインター | 2009 | ラスト16 |
最高大会平均値
[編集]ここでは3試合以上を戦った場合のみの記録とする。2024年開催までの最高は、フィル・テイラーの106.31 (2010) である。
記録 | プレイヤー | 年 | 結果 |
---|---|---|---|
106.31 | フィル・テイラー | 2010 | チャンピオン |
105.81 | フィル・テイラー | 2013 | チャンピオン |
105.73 | フィル・テイラー | 2009 | チャンピオン |
105.50 | フィル・テイラー | 2011 | チャンピオン |
104.82 | フィル・テイラー | 2008 | チャンピオン |
ナインダートフィニッシュ
[編集]フィル・テイラーは唯一、複数回 (2回) のナインダートフィニッシュを達成している。
選手 | 年 | ラウンド | 方法 | 相手 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
フィル・テイラー | 2002 | 準々決勝 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | クリス・メイソン | 勝利 |
レイモンド・ファン・バルネフェルト | 2010 | ラスト32 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | デニス・オーブンズ | 勝利 |
ジョン・パート | 2011 | ラスト32 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | マーク・ウェブスター | 敗戦 |
マイケル・ヴァン・ガーウェン | 2012 | ラスト16 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | スティーブ・ビートン | 勝利 |
ウェズ・ニュートン | 2012 | ラスト16 | 3×T20; 2×T20, T19; 2×T20, D12 | ジャスティン・パイプ | 敗戦 |
フィル・テイラー | 2014 | ラスト16 | 3×T20; 2×T20, T19; 2×T20, D12 | マイケル・スミス | 勝利 |
ゲイリー・アンダーソン | 2018 | 準々決勝 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | ジョー・カレン | 勝利 |
ガーウィン・プライス | 2022 | 準決勝 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | ダニー・ノッパード | 勝利 |
ディミトリ・バン・デン・バーグ | 2024 | ラスト32 | 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 | マーティン・シンドラー | 勝利 |
ハイエスト・チェックアウト
[編集]年度別
[編集]2024年開催までで、少なくとも37人の選手がハイエスト・チェックアウトを達成している。
年 | 選手 | 数字 |
---|---|---|
1994 | 不明 | 不明 |
1995 | 不明 | 不明 |
1996 | 不明 | 不明 |
1997 | フィル・テイラー | 164 |
1998 | アラン・ウォリナー=リトル | 167 |
1999 | ピーター・エヴィソン コリン・ロイド |
170 |
2000 | アレックス・ロイ スティーブ・ブラウン |
170 |
2001 | デイブ・アスキュー | 170 |
2002 | キース・デラー | 170 |
2003 | コリン・ロイド | 160 |
2004 | デニス・オーブンズ | 170 |
2005 | コリン・ロイド | 170 |
2006 | フィル・テイラー アンディ・ジェンキンス |
160 |
2007 | ケビン・ペインター | 170 |
2008 | マット・クラーク | 161 |
2009 | アラン・タバーン | 157 |
2010 | マーク・ウォルシュ | 160 |
2011 | ジェームズ・ウェイド ウェズ・ニュートン エイドリアン・ルイス |
170 |
2012 | フィル・テイラー x 2 デイブ・チズナル ジョー・カレン |
170 |
2013 | ジャスティン・パイプ ブレンダン・ドーラン アンディ・ハミルトン |
170 |
2014 | スティーブン・バンティング | 167 |
2015 | ブレンダン・ドーラン | 170 |
2016 | ジャスティン・パイプ カイル・アンダーソン スティーブ・ビートン |
160 |
2017 | ベニート・バン・デ・パス ガーウィン・プライス |
170 |
2018 | ジョー・カレン x 2 ピーター・ライト |
170 |
2019 | ピーター・ライト ロブ・クロス |
170 |
2020 | ガブリエル・クレメンス ディミトリ・バン・デン・バーグ |
170 |
2021 | カラン・ライズ | 170 |
2022 | ダーク・バン・デュイベンボーデ | 170 |
2023 | ロブ・クロス ジョニー・クレイトン ダーク・バン・デュイベンボーデ ネーザン・アスピナル |
170 |
2024 | ジャン・ヴァン・ヴィーン クリス・ドビー |
170 |
回数
[編集]2024年開催までで、フィル・テイラーは最多となる4回のハイエスト・チェックアウトを達成している。
- 4 フィル・テイラー
- 3 コリン・ロイド
- 3 ジョー・カレン
- 2 ブレンダン・ドーラン
- 2 ジャスティン・パイプ
- 2 ピーター・ライト
- 2 ロブ・クロス
- 2 ダーク・バン・デュイベンボーデ
試合記録
[編集]最長試合
[編集]- 40 (レグ) ゲイリー・アンダーソン 21 vs 19 メンサー・スルホビック (2018年決勝)
- 36 ロッド・ハリントン 19 vs 17 ロニー・バクスター (1998年決勝)
- 36 ロッド・ハリントン 19 vs 17 ピーター・マンリー (1999年決勝)
- 36 ロニー・バクスター 19 vs 17 ケビン・ペインター (2004年2回戦)
- 36 ジェームズ・ウェイド 19 vs 17 ローランド・ショルテン (2006年準決勝)
- 36 エイドリアン・ルイス 19 vs 17 アンディ・ハミルトン (2013年準々決勝)
- 36 ゲイリー・アンダーソン 19 vs 17 ジョー・カレン (2018年準々決勝)
最短試合
[編集]- 8 フィル・テイラー 8 vs 0 ゲイリー・モーソン (1997年1回戦)
- 8 スティーブ・ブラウン 8 vs 0 ショーン・ダウンズ (1997年1回戦)
- 9 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 グレアム・ストッダート (1995年1回戦)
- 9 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 フィル・テイラー (1996年2回戦)
- 9 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 グレアム・ストッダート (1997年1回戦)
- 9 アラン・ウォリナー=リトル 8 vs 1 ピーター・マンリー (1997年2回戦)
- 9 フィル・テイラー 8 vs 1 グレアム・ストッダート (1998年1回戦)
最大差
[編集]- 15 フィル・テイラー 16 vs 1 ローランド・ショルテン (2007年準々決勝)
- 14 フィル・テイラー 18 vs 4 テリー・ジェンキンス (2009年決勝)
- 13 フィル・テイラー 16 vs 3 エイドリアン・ルイス (2009年準々決勝)
- 13 フィル・テイラー 17 vs 4 サイモン・ウィットロック (2010年準決勝)
年齢
[編集]ここでは、年齢に関する記録を紹介する。
最年長優勝
[編集]- 56歳351日 フィル・テイラー (2017)
最年少優勝
[編集]- 24歳113日 ジェームズ・ウェイド (2007)
最年長出場
[編集]- 60歳1日 デニス・プリーストリー (2010)
最年少出場
[編集]- 17歳176日 ルーク・リトラー (2024)
- 18歳91日 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2007)
大会記録 (女子)
[編集]回数
[編集]ここでは、回数に関する記録を紹介する。
最多優勝
[編集]- 2 ボー・グリーブ (2023 - 2024)
- 1 ファロン・シャーロック (2022)
最多出場
[編集]- 3 ファロン・シャーロック (2022 - 2024)
- 3 リサ・アシュトン (2022 - 2024)
最多勝利
[編集]- 6 ボー・グリーブ (3回: 2023 - 2024)
- 5 ファロン・シャーロック (3回: 2022; 2回: 2024)
平均値
[編集]ここでは、3ダーツ平均に関する記録を紹介する。
最高対戦平均値
[編集]2024年開催までの最高は、ボー・グリーブの98.75である。
記録 | プレイヤー | 対戦相手 | 年 | ラウンド |
---|---|---|---|---|
98.75 | ボー・グリーブ | ファロン・シャーロック | 2024 | 決勝 |
92.16 | 鈴木未来 | アイリーン・デ・グラーフ | 2023 | 準々決勝 |
89.51 | ボー・グリーブ | ロビン・バーン | 2023 | 準決勝 |
88.02 | ボー・グリーブ | 鈴木未来 | 2024 | 準決勝 |
87.60 | ファロン・シャーロック | ボー・グリーブ | 2024 | 決勝 |
ハイエスト・チェックアウト
[編集]年 | 選手 | 数字 |
---|---|---|
2022 | ファロン・シャーロック | 142 |
2023 | ボー・グリーブ | 101 |
2024 | ファロン・シャーロック | 129 |
試合記録
[編集]最長試合
[編集]- 9 (レグ) アイリーン・デ・グラーフ 5 vs 4 リサ・アシュトン (2022年準決勝)
- 9 ファロン・シャーロック 6 vs 3 アイリーン・デ・グラーフ (2022年決勝)
- 9 ファロン・シャーロック 5 vs 4 リサ・アシュトン (2024年準決勝)
- 9 ボー・グリーブ 6 vs 3 ファロン・シャーロック (2024年決勝)
最短試合
[編集]- 4 リサ・アシュトン 4 vs 0 クロエ・オブライエン (2022年準々決勝)
- 4 ボー・グリーブ 4 vs 0 ノア=リン・ファン・ルーベン (2023年準々決勝)
- 4 ファロン・シャーロック 4 vs 0 アナスタシア・ドブロミスロワ (2024年準々決勝)
試合形式
[編集]ワールド・マッチプレイは全試合レグ制で行う。
男子
[編集]1994
[編集]- 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準々決勝・準決勝: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)
1995–1997
[編集]- 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準々決勝・: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)
1998
[編集]- 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準々決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)
1999–2012
[編集]- 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで)
- 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)
2013–2015
[編集]- 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
- 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで; 15–15の場合はサドンデス)
- 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
- 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
- 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)
2016–present
[編集]- 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
- 2回戦: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで; 13–13の場合はサドンデス)
- 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
- 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
- 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)
女子
[編集]2022–present
[編集]- 準々決勝: 4レグ先取
- 準決勝: 5レグ先取
- 決勝: 6レグ先取
中継
[編集]イギリス国内では第1回大会からSky Sportsで中継されている[5]。
同名のトーナメント
[編集]1980年代、BDOは、このトーナメントと直接的には全く関係のないMFI ワールド・マッチプレイというトーナメントを開催していた。 このトーナメントは、初回の1983年に、ジョン・ロウがテレビ放送史上初のナイン・ダート・フィニッシュを達成した歴史的意義のあるトーナメントである。 また、優勝賞金は、当時のワールド・チャンピオンシップを超えて、最も高かった[6]。 ロウは、この偉業により、£102,000を獲得し、さらにこの大会の初代チャンピオンにもなった[7]。
脚注
[編集]- ^ Darts Event Calendar Darts Database
- ^ PDPA - 9 DART CLUB Archived 2010年4月17日, at the Wayback Machine. Professional Darts Players Association
- ^ https://www.pdc.tv/news/2018/01/02/taylor-receives-world-matchplay-honour
- ^ http://www.mastercaller.nl/en/tournaments/pdc/world-matchplay/1996
- ^ “PDC & Sky Sports Extend Partnership”. Professional Darts Corporation. 2013年7月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ BDO MFI World Matchplay[リンク切れ] The darts specialist in the Netherlands (英語 / オランダ語)
- ^ Fourth world crown and £1MILLION! Legend of Darts