ワールド・トレード・センター (映画)
表示
ワールド・トレード・センター | |
---|---|
World Trade Center | |
監督 | オリバー・ストーン |
脚本 | アンドレア・バーロフ |
原案 |
ジョン・マクローリン ドナ・マクローリン ウィル・ヒメノ アリソン・ヒメノ |
製作 |
マイケル・シャンバーグ ステイシー・シェア モーリッツ・ボーマン デブラ・ヒル |
製作総指揮 |
ドナルド・J・リー・Jr ノーム・ゴライトリー |
出演者 |
ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
撮影 | シェイマス・マクガーヴェイ |
編集 |
デヴィッド・ブレナー ジュリー・モンロー |
配給 |
パラマウント映画 UIP |
公開 |
2006年8月9日 2006年10月7日 |
上映時間 | 129分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $63,000,000[1] |
興行収入 |
$162,970,240[1] 24億円[2] |
『ワールド・トレード・センター』(World Trade Center)は、2006年のアメリカ映画。アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターを舞台にし、実話を元に製作されたノンフィクション映画。
ストーリー
[編集]2001年9月11日。ニューヨークは、いつもと同じ朝を迎えていた。港湾局警察に勤めるベテラン巡査部長のジョン・マクローリンや、同じく港湾局警察に勤めるウィル・ヒメノをはじめ、警察官たちも普通に業務を開始した。
だが、午前8時40分過ぎ、突如、タワー1(北棟)に、アメリカン航空11便が激突した。続いてタワー2(南棟)にもユナイテッド航空175便が激突。アメリカ国民だけでなく世界中の人が我が目を疑った。
ジョンたちは、上層階に取り残された人々を避難誘導すべく、さらなる恐怖が迫っているとも知らずに部下たちと共にタワーへ向かった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- 港湾局警察官。勤続21年。1993年の爆破事件で救急班の一員として乗り込んだ経験がある。
- 港湾局警察官、ジョンの部下。
- ジョンの妻。
- アリソン・ヒメノ - マギー・ジレンホール(吉田陽子)
- ウィルの妻。
- スコット・ストラウス - スティーヴン・ドーフ(横島亘)
- 緊急救助隊員。
- 港湾局警察官、ジョンの部下。
- ドミニク・ペズーロ - ジェイ・ヘルナンデス(鉄野正豊)
- 港湾局警察官、ジョンの部下。
- アリソンの祖母 - ジュリー・アダムス
- アリソンの父 - ピーター・マクロンビー
- クリストファー・アモロソ - ジョン・バーンサル
- ジュディ・ジョナス - ドナ・マーフィー
- チャック・セレイカ - フランク・ホエーリー
- 救急隊員。
- ジェリー・ヒメノ - ブラッド・ウィリアム・ヘンケ
- アリソンの兄弟。
- ジェイソン・トーマス - ウィリアム・メイポーザー
- 海兵隊軍曹。
- ジラルディ - ダニー・ヌッチ
- 港湾局警察官。
- ポルニッキ - ネッド・アイゼンバーグ
- 港湾局警察官。
- コロヴィト - ニコラス・タートゥーロ
- 港湾局警察官。
- フィールズ - ジュード・チコレッラ
- 港湾局警察警部補。
- 病院の母親 - ヴィオラ・デイヴィス
- レイノルズ - トム・ライト
- 警察官 - ウィル・ヒメノ
- 消防士 - ジョン・C・マッギンリー ※ノンクレジット
スタッフ
[編集]- 監督:オリバー・ストーン
- 脚本:アンドレア・バーロフ
- 原案:ジョン・マクローリン、ドナ・マクローリン、ウィル・ヒメノ、アリソン・ヒメノ
- 製作:マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、モーリッツ・ボーマン、デブラ・ヒル
- 製作総指揮:ドナルド・J・リー・Jr
- 撮影:シェイマス・マクガーヴェイ
- プロダクション・デザイン:ジャン・ローエルス
- 編集:デヴィッド・ブレナー、ジェリー・モンロー
- 衣装:マイケル・デニソン
- 音楽:クレイグ・アームストロング
- 視覚効果ディレクター:ジョン・シール
- 視覚効果:ダブル・ネガティブ
評価
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは232件のレビューで支持率は66%、平均点は6.70/10となった[3]。Metacriticでは40件のレビューを基に加重平均値が66/100となった[4]。
製作秘話
[編集]- アドバイザーとして映画についた二人は、あくまで事実に忠実に撮影するよう進言。ニコラス・ケイジがビル内で崩壊寸前に別の警官と話すシーンをオリバー・ストーン監督が消防署員に演出を変更しようとしても、マクローリンは「あの時出会ったのは警官だった」と譲らず、結局監督の方が折れたという
- 救出に出た海兵隊の軍曹を名乗る男性は、元海兵隊員で普通の市民である。
- ジョン・マクローリン、ウィル・ヒメノ本人も特別出演している。その他、消防隊や警察官など、当時の救助に参加した隊員もエキストラとして出演している。
- 事件後のヒメノは、恐怖体験によるPTSDから逃れられず、食に走り、見る影もなく激太りしている[5]。
脚注
[編集]- ^ a b “World Trade Center (2006)”. Box Office Mojo. 2009年11月13日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)660頁
- ^ “World Trade Center (2006)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月16日閲覧。
- ^ “World Trade Center Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月16日閲覧。
- ^ 「映画になった奇跡の実話」 鉄人ノンフィクション編集部
関連項目
[編集]- ユナイテッド93 - 同じく同時多発テロに遭遇したユナイテッド航空93便にて、ハイジャックに遭い、犠牲になった乗客たちの勇姿を描いた作品。
- ポート・オーソリティ・ターミナル