ワット・チャーマテーウィー
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ワット・チャーマテーウィー วัดจามเทวี Wat Chamathewi | |
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スワンチャンコート・チェディー | |
基本情報 | |
座標 | 北緯18度34分53秒 東経98度59分46秒 / 北緯18.58139度 東経98.99611度座標: 北緯18度34分53秒 東経98度59分46秒 / 北緯18.58139度 東経98.99611度 |
宗教 | 仏教 |
宗派 | 上座部仏教 |
地区 | ラムプーン |
州 | ラムプーン県 |
国 | タイ |
建設 | |
様式 | ハリプンチャイ様式[1] |
完成 | 1150年(1218年-) |
建築物 | |
最長部(最高) | 21m |
資材 | 煉瓦、ラテライト |
ワット・チャーマテーウィー (Wat Chamathewi、タイ語: วัดจามเทวี) は、タイの北部のラムプーンにある仏教寺院(ワット、wat)であり、ワット・クークット (Wat Ku Kut、タイ語: วัดกู่กุด) とも称される。寺院はラムプーンがハリプンチャイ王国の首都であった時代に創建された。
位置
[編集]ワット・チャーマテーウィーは、ラムプーン中心地より西側に位置する。伝説によると、ラヴォ王国(Lavo〈首都は現在のロッブリー〉)王女のチャーマテーウィー(チャマデヴィ、パーリ語: Cāmadevī、タイ語: จามเทวี、RTGS: Chammathewi)がハリプンチャイ初代統治者となるとき、矢を射て、その矢が落ちた場所に都を創立したといわれる[1]。
歴史
[編集]ワット・チャーマテーウィーには当初、8-9世紀ごろにドヴァーラヴァティー様式の仏塔(チェーディー、chedi)が構築されたと伝えられる。寺院は1218年にモン族により再建された[1]。
構成
[編集]- スワンチャンコート・チェディー (Suwan Chang Kot Chedi、タイ語: สุวรรณจังโกฏเจดีย์)
- スワンチャンコート・チェディーは Mahabol chedi (パーリ語: Mahābala-cetiya)とも呼ばれる仏塔であり、境内の礼拝堂(ウィハーン)の西側正面に位置する。この方形の基壇上に建つ高さ21m、5層のピラミッド型の細い仏塔は、煉瓦とラテライトで構築され、化粧しっくいによる装飾が施されている。4面の各層にそれぞれ3つの壁龕が設けられ、それらの仏龕に計60体の仏立像がある[1]。
- 建立された年代は不明であるが、もともとドヴァーラヴァティー様式として築かれたとされる。碑文によるとその後1150年に改修されている。また、1218年には地震による損傷を受け、再建されたと考えられる。この仏塔はラムプーンの中心部にあるワット・プラタートハリプンチャイの仏塔(チェーディー・スワンナ)の形をもとに築かれたともいわれる。
- ラタナー・チェーディー (Ratana chedi)
- 境内の礼拝堂の北側にはまた、高さ11.5mの小形の仏塔であるラタナ・チェーディーがある。仏塔は煉瓦で構築され漆喰で装飾されており、その上部は崩壊している。この仏塔はおそらく13世紀初頭に構築されたもので、基壇上にある八角形の仏塔には、各面の壁龕に仏立像が祀られている。
- 礼拝堂(ウィハーン、wihan)
- 本堂(ウボーソット、ubosot)
- 本堂は境内の南西側にある。中部タイ様式で建てられるが、木造の妻側はラーンナー様式で装飾されている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Michael Freeman: Lanna – Thailand’s Northern Kingdom. River Books, Bangkok 2001, ISBN 0-500-97602-3.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “Wat Ku Kut, Lamphun, Thailand”, Asian Historical Architecture (orientalarchitecture.com)
- Wat Ku Kut, Renown Travel