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ワズィール・アクバル・ハーン (カーブル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワズィール・アクバル・ハーン

وزیر اکبر خان
カーブルの地区
Wazir Akbar Khan neighborhood in Kabul
カーブル北部にあるワズィール・アクバル・ハーン
カーブル北部にあるワズィール・アクバル・ハーン
アフガニスタンの旗 アフガニスタン
カーブル州

ワズィール・アクバル・ハーンダリー語パシュトー語: وزیر اکبر خان‎、英語: Wazir Akbar Khan)は、アフガニスタンカーブル(カブール)北部にある地区で、第10区の一部を形成している。19世紀アフガン首長ワズィール・アクバル・ハーンパシュトー語版ペルシア語版英語版にちなんで名付けられた。カーブルで最も裕福な地域の一つである。2021年8月にターリバーン(タリバン)がカーブルを占領するまで、日本アメリカ合衆国カナダを含む数多くの外国の大使館が置かれていた[1]。ワズィール・アクバル・ハーンの近くにはカーブル国際空港がある。

外国人労働者の居住地として広く知られている。通りは方格状(碁盤目状)になっており、1960年代から1970年代に建てられた西洋風の2階建て住宅が立ち並ぶ[2]。カーブルの多くの地域と同様に、アフガン国家安全保障部隊英語版(ANSF)がこの地域の安全を確保していた。

大統領官邸パシュトー語版ペルシア語版英語版確固たる支援任務(RSM)本部、ドイツ系のアマーニー高等学校ドイツ語版英語版を含む、アフガニスタンの国家行政機関の大半がこの地域に位置する。アメリカ合衆国大使館ペルシア語版英語版の向かいにマリオットホテルが建設されていた。

用語

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この地区は、1840年代初頭にアフガニスタンで活躍した英雄ドースト・ムハンマド・バーラクザイ首長の息子であるワズィール・アクバル・ハーンパシュトー語版ペルシア語版英語版首長にちなんで名付けられた。アクバルは「偉大な」を意味するアラビア語で、ハーンはパシュトー語で「首長」や「王」を意味する。

大衆文化での登場

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カーレド・ホッセイニの小説『君のためなら千回でも』(カイト・ランナー)の序盤は、当地域の郊外が舞台となっている。

関連項目

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出典

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座標: 北緯34度32分10秒 東経69度11分02秒 / 北緯34.536116度 東経69.183869度 / 34.536116; 69.183869