ワイヤワールド
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ワイヤワールド(Wireworld)は、Brian Silverman が 1987年に発表したセル・オートマトンの一種。当初、Phantom Fish Tank というプログラムの一部として使用されていただけだったが、サイエンティフィック・アメリカン誌(日本では日経サイエンス)の "Computer Recreations" というコラムで紹介され、広く知られるようになった。ワイヤワールドは電子論理回路のシミュレーションに適しており、規則が非常に単純であることから、ワイヤワールド内で完全なコンピュータを構築することも可能である。
規則
[編集]ワイヤワールドのセルは以下の4種類の状態のいずれかである:
- 空(黒)
- 導体(黄色)
- 電子の頭(青)
- 電子の尾(赤)
3ステップを世代と呼ぶ。空のセルは常に空である。他のセルは以下のように変化する:
- 電子の頭 ⇒ 電子の尾
- 電子の尾 ⇒ 導体
- 導体 ⇒ 近傍セルのうち1または2セルが電子の頭であった場合、電子の頭に変化する。
このような単純な規則だけで論理回路を構築できるのである。
外部リンク
[編集]- Wireworlds: 古典的なワイヤワールドと各種派生。ワイヤワールドで作られた論理ゲートなどの例が100ほど含まれたゲーム。
- A Wireworld Computer: ワイヤワールドでコンピュータ全体を構築
- MCell: セル・オートマトンのフリープログラム。ワイヤワールドも実行可能。
- ソフトの砂場(ワイヤワールド): (無)やまもと製作所 新館