ローレンス・ブルックス
ローレンス・ブルックス Lawrence Brooks | |
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第二次世界大戦従軍中の写真(1941年撮影) | |
生誕 |
1909年9月12日 アメリカ合衆国・ルイジアナ州ノーウッド |
死没 |
2022年1月5日 (112歳没) アメリカ合衆国・ルイジアナ州ニューオーリンズ |
所属組織 | アメリカ陸軍 |
軍歴 | 1940 - 1945 |
兵科 | 第91工兵大隊 |
最終階級 | 一等兵 |
ローレンス・ブルックス(Lawrence Brooks、1909年9月12日 - 2022年1月5日)は、アメリカのスーパーセンテナリアン、退役軍人。ルイジアナ州・ニューオーリンズ出身のアフリカ系アメリカ人の長寿の男性。
死去時にはイギリスのモリー・ウォーカーが存命中だったため、第二次世界大戦の退役軍人の最高齢者となることはなかった。
来歴
[編集]1909年9月12日、ルイジアナ州に生まれる。同州のノーウッドで育ち、14人の兄弟がいた [2]。31歳のときに徴兵され[2] 、第二次世界大戦中にニューギニア島とフィリピンで米国陸軍の第91エンジニア隊に勤めた[2]。 また1941年から1945年まで太平洋戦争の兵士であった[2]。彼は最大で上等兵の階級まで達した[3] 。エンジニア部隊であるブルックスの部隊は、主にインフラストラクチャの構築を任されていた[2]。 しかし、ジム・クロウ法があった当時、突如として軍隊が解散され、白人警官の日常業務を支援することとなった[2]。 また、アフリカ系アメリカ人公民権運動以前の数十年間は、白人からの待遇が良かったと述べた[2]。
戦後以降
[編集]戦後、引退するまでニューオーリンズでフォークリフトの運転手として働き、5人の子供をもうけた。 2010年代の半ば、国立第二次世界大戦博物館は、毎年恒例であったブルックスの誕生日パーティーを主催し始めた。 妻のレオナは2008年11月に亡くなった[4]。
2021年、ブルックスはニューオーリンズの病院でCOVID-19ワクチンを接種した [5]。
2022年1月5日にニューオーリンズの自宅で死去。112歳115日没[6]。ジョー・バイデン大統領は彼の死に際し「偽りなく最高のアメリカ人」と哀悼の意を表した[4][7]。死去に伴い、メリーランド州のエズラ・ヒルが最高齢となった。
脚注
[編集]- ^ Ettinger, Zoë. “The oldest US World War II veteran received more than 10,000 birthday cards from around the world for his 111th birthday” (英語). Insider. 2021年9月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g “America’s oldest living WWII veteran faced hostility abroad—and at home” (英語). History (2020年5月11日). 2021年9月29日閲覧。
- ^ CNN, Kelly Murray and Kay Jones. “America's oldest World War II veteran celebrates his 111th birthday”. CNN. 2021年9月29日閲覧。
- ^ a b “第2次大戦の米退役軍人が死去、112歳 存命中最高齢とされる男性”. CNN.co.jp. 2022年1月16日閲覧。
- ^ writer, KATELYN UMHOLTZ | Staff. “Oldest known World War II veteran gets coronavirus vaccine in New Orleans” (英語). NOLA.com. 2021年9月29日閲覧。
- ^ “Oldest WWII veteran in U.S., Lawrence Brooks, dies at 112 in his New Orleans home” (英語). wwltv.com (11:18 AM CST January 5, 2022). 2022年1月6日閲覧。
- ^ “Lawrence Brooks, Oldest Surviving U.S. Veteran Who Served in World War Two, Dies”. usnews.com. 2022年1月16日閲覧。