ローマ日本文化会館
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ローマ日本文化会館(伊:Istituto Giapponese di Cultura in Roma)は、イタリアの首都ローマにある文化施設。国際交流基金の海外拠点のひとつである。
概要
[編集]1962年に日本国外初の日本文化会館として開設された。当初は外務省所管の民間法人である国際文化振興会(1934年設立)が運営を行っていたが、1972年に国際交流基金が設立され引き継がれた。
主に日本文化に関する講演会や展覧会、映画上映会などの文化交流事業や日本語教育事業、イタリアにおける日本研究にかかわる活動を行っている。
歴代の館長には初代の呉茂一、地理学者の竹内啓一、イタリア語学者の岩倉具忠、イタリア演劇学者の高田和文らがいる。
なお、国際交流基金は世界各地に拠点があるが「日本文化会館」との名称を持つのは、当館のほかにはケルン日本文化会館とパリ日本文化会館のみ[1]である。
特徴
[編集]施設は吉田五十八の設計による現代和風建築。中島健の設計による日本庭園を有しており、庭園の見学ツアーも実施されている。また、図書室は蔵書として約32,000冊の日本関係図書をもつ。