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ロング・コールド・ウィンター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ロング・コールド・ウィンター』
シンデレラスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル グラム・メタルハードロックブルースロック
時間
レーベル マーキュリー・レコード
プロデュース アンディ・ジョンズ、トム・キーファー、エリック・ブリッティンガム
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 7位(スイス[1]
  • 10位(アメリカ[2]
  • 13位(ノルウェー[3]
  • 15位(日本[4]
  • 24位(ドイツ[5]
  • 30位(イギリス[6]
  • 32位(オーストラリア[7]
  • 38位(スウェーデン[8]
  • シンデレラ アルバム 年表
    ナイト・ソングス
    (1986年)
    ロング・コールド・ウィンター
    (1988年)
    ハートブレイク・ステーション
    (1990年)
    テンプレートを表示

    ロング・コールド・ウィンター』(Long Cold Winter)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドシンデレラ1988年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    アルバム『ナイト・ソングス』(1986年)リリースに伴うツアーで、フレッド・コウリーが正式ドラマーとして加入したが、本作のレコーディングでは、プロデューサーのアンディ・ジョンズの判断により、外部ドラマーのコージー・パウエルデニー・カーマッシが起用された[9]。なお、コウリーは1987年12月、手を怪我したスティーヴン・アドラーの代役として、ガンズ・アンド・ローゼズのツアーに参加している[10]

    反響・評価

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    母国アメリカでは合計66週Billboard 200入りして最高10位を記録し、前作『ナイト・ソングス』(1986年)に続く全米トップ10アルバムとなった[2]。スイスではバンド初のアルバム・チャート入りを果たし、初登場7位というヒットを記録して、10週連続でトップ30入りした[1]。また、イギリスでも自身初の全英アルバムチャート入りを果たし、6週トップ100入りして最高30位を記録した[6]

    日本のヘヴィメタル専門誌『BURRN!』1988年8月号には、4人の評者によるクロス・レヴューが掲載され、うち最低の87点を付けた後藤加代子は「渋い! いくらブルーズ色を引きずってきたCINDERELLA(イヤ、この場合トム・キーファーと言った方がいいかもしれない…)とはいえ、ここまで徹底した音をやってしまうとは…!」「R&Rのアルバムとしての仕上がりとして考えれば文句無しだが、もう少しHR色を残して欲しかったというのが正直なところ」、最高の96点を付けた増田勇一は「A1のイントロに続き、ブルーズの唱法としか思えないヴォーカルが聴こえてきた時には、本気で震えた」「ノリのいい曲でも軽薄さは皆無」と評している[11]。また、スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「シンデレラの移行期に当たるアルバムで、『ナイト・ソングス』以上に印象的なポップ・メタル系の楽曲と、ローリング・ストーンズエアロスミス風の気骨あるブルースロックという新生面を混ぜ合わせた」と評している[12]

    収録曲

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    特記なき楽曲はトム・キーファー作。

    1. バッド・シームストレス・ブルース/フォーリン・アパート - "Bad Seamstress Blues/Fallin' Apart at the Seams" - 5:19
    2. ジプシー・ロード - "Gypsy Road" - 3:55
    3. ドント・ノウ・ホワット・ユー・ゴット - "Don't Know What You Got (Till It's Gone)" - 5:54
    4. ラスト・マイル - "The Last Mile" - 3:52
    5. セカンド・ウィンド - "Second Wind" - 3:59
    6. ロング・コールド・ウィンター - "Long Cold Winter" - 5:25
    7. ユー・ドント・ライク・イット - "If You Don't Like It" (Tom Keifer, Eric Brittingham) - 4:10
    8. カミング・ホーム - "Coming Home" - 4:56
    9. ファイアー・アンド・アイス - "Fire and Ice" - 3:22
    10. テイク・ミー・バック - "Take Me Back" - 3:18

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注

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    1. ^ a b Cinderella - Long Cold Winter - hitparade.ch
    2. ^ a b Cinderella - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2022年8月14日閲覧。
    3. ^ norwegiancharts.com - Cinderella - Long Cold Winter
    4. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、175頁。ISBN 4-87131-025-6 
    5. ^ Offizielle Deutsche Charts
    6. ^ a b CINDERELLA | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    7. ^ australian-charts.com - Cinderella - Long Cold Winter
    8. ^ swedishcharts.com - Cinderella - Long Cold Winter
    9. ^ Smith, Rob (2018年5月21日). “How Cinderella Avoided a Sophomore Slump on 'Long Cold Winter'”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2022年8月14日閲覧。
    10. ^ 50 Wildest Guns N' Roses Moments”. Rolling Stone (2015年11月24日). 2022年8月14日閲覧。
    11. ^ 『BURRNIN' VINYL VOL.3』バーン・コーポレーション、1991年9月25日、32頁。ISBN 4-401-61348-1 
    12. ^ Huey, Steve. “Cinderella - Long Cold Winter Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年8月14日閲覧。