ロルニク (大型ミサイル艇)
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ロルニク ORP Rolnik | ||
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2007年6月22日に撮影されたロルニク | ||
艦歴 | ||
竣工 | 1989年2月4日 第190造船工場 | |
所属 | ポーランド海軍第3分艦隊 | |
除籍 | 2008年予定 | |
要目 | ||
艦種 | 大型ミサイル艇 | |
艦型 | 1241RE号計画「モウニヤ」型 | |
工場番号 | 01723 | |
排水量 | 基準排水量 | 392 t |
満載排水量 | 469 t | |
全長 | 56.90 m | |
全幅 | 10.20 m | |
喫水 | 2.20 m | |
機関 | 2倍膨張式巡航用ガスタービンエンジンDM76 2 基 | 10000 馬力 |
ブースト用ガスタービンエンジンPR77 2 基 | 24000 馬力 | |
推進 | 2軸推進 | |
電源 | ディーゼル発電機3 基 | 200 kWt |
速力 | 最大速度 | 42.0 kn |
巡航速度 | 13 kn | |
航続距離 | 1400 浬/13 kn 760 浬/42 kn | |
行動期間 | 10 日間 | |
乗員 | 43 名 | |
武装 | 艦対艦ミサイルP-20「テルミート2」連装発射機KT-138E | 2 基 |
76 mm単装両用砲AK-176 | 1 基(弾数314 発) | |
30 mm6砲身機関砲AK-630 | 2 基(弾数1000 発) | |
個艦防空用艦対空ミサイル9K32M「シュチュシャワ2M」発射機MTU-4US | 1 基(弾体16 発) | |
レーダー | ミサイル管制・水上捜索照準レーダー「ガルプーンE」 | 1 基 |
射撃管制レーダーMR-123「ヴィーンペル」 | 1 基 | |
航法レーダー「ペチョーラ1」 | 1 基 | |
敵味方識別装置 | 「ニフロームRR」 | |
電子戦装備 | 電子戦対抗装置「ヴィーンペルR2」 | 1 基 |
チャフ・フレア発射機PK-16 | 2 基 |
ロルニク(ポーランド語:ORP Rolnikロールニク)は、ポーランドの小型ミサイル艦(mały okręt rakietowy)である。艇名は、ポーランド語で「農家」のこと。艇番号は437。ソ連で建造された1241型大型ミサイル艇の1 隻で、ポーランド海軍で運用された。艇の規模からコルベットに分類される場合もある。
概要
[編集]ポーランドで運用された1241号計画「モールニヤ」型大型ミサイル艇は、1241RE号計画「モウニヤ」型ミサイル艦(Okręty rakietowe projektu 1241RE «Mołnia»)と呼ばれた。ポーランド人民共和国は輸出型1241型の初採用国で、最終的に4 隻を運用した。ロルニクはその中でも最も新しい艇で、1989年2月4日、ロシア共和国ルィーブンスクのヴィーンペル設計局(現在のNPO「ヴィーンペル」)で竣工した。後期型は、航法レーダーが「キヴァーチ2」に代えて「ペチョーラ1」になっている。
ロルニクは他の3 隻とともにポーランド海軍の主力艦隊である第3分艦隊に所属し、領海の哨戒任務を主とした。初期の2 隻が2000年代初頭に退役したのに対し、ロルニクはその後も運用中であるが、2008年中には退役することが予定されている。
参考文献
[編集]- ヤロスワフ・チシラク著『ポーランド海軍1995年』ベローナ・ランパルト出版、ワルシャワ、1995年出版
(Jarosław Ciślak Polska Marynarka Wojenna 1995 Wydawnictwo Lampart w koedycji z Wydawnictwem Bellona, Warszawa 1995 (ISBN 83-86776-08-0)