コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ロラカルベフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロラカルベフ
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Lorabid
Drugs.com monograph
MedlinePlus a601206
薬物動態データ
血漿タンパク結合25%
データベースID
CAS番号
76470-66-1 チェック
ATCコード J01DC08 (WHO)
PubChem CID: 5284584
DrugBank DB00447 チェック
ChemSpider 4447634 チェック
UNII W72I5ZT78Z ×
KEGG D08143  チェック
ChEMBL CHEMBL1013 ×
化学的データ
化学式C16H16ClN3O4
分子量349.77 g·mol−1
テンプレートを表示

ロラカルベフ(英:Loracarbef)は抗生物質である[1]カルバセフェム系抗生物質だが、第2世代セファロスポリン系抗生物質とされることもある。ロラカルベフはセファクロルの合成「カルバ」アナログで、より安定である。

歴史

[編集]

ロラカルベフは1991年にFDAの承認を受け、Lorabidの商品名で販売された。2006年に使用が中止された[要出典]

使用方法と適応症

[編集]

ロラカルベフは肺、上顎洞、咽頭、皮膚、尿路の感染症の治療に用いられた[2]

抗菌スペクトル

[編集]

ロラカルベフは呼吸器、副鼻腔、扁桃腺、皮膚、尿路、腎臓などの感染症を引き起こすグラム陰性菌グラム陽性菌の両方に対して幅広いスペクトルを示した。大腸菌化膿レンサ球菌黄色ブドウ球菌S. saprophyticus肺炎レンサ球菌インフルエンザ菌モラクセラ・カタラーリスによる感染症に特異的に使用された[3]

副作用

[編集]

下痢はロラカルベフで最もよくみられる副作用である。12歳未満の小児に多くみられる[要出典]

脚注

[編集]
  1. ^ “Predictive accuracy of disk diffusion test for Proteus vulgaris and Providencia species against five newer orally administered cephalosporins, cefdinir, cefetamet, cefprozil, cefuroxime, and loracarbef”. Journal of Clinical Microbiology 32 (2): 559–62. (February 1994). doi:10.1128/JCM.32.2.559-562.1994. PMC 263078. PMID 8150976. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC263078/. 
  2. ^ Lorabid (Loracarbef): Uses, Dosage, Side Effects, Interactions, Warning” (英語). RxList. 2020年6月15日閲覧。
  3. ^ Loracarbef”. www.drugbank.ca. 2020年6月15日閲覧。

外部リンク

[編集]