ロベルト・ステイグリッツ
基本情報 | |
---|---|
本名 | セルゲイ・ステイグリッツ |
階級 | スーパーミドル級 |
身長 | 180cm |
国籍 | ドイツ |
誕生日 | 1981年6月20日(43歳) |
出身地 |
ロシア エイスク |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 53 |
勝ち | 47 |
KO勝ち | 27 |
敗け | 5 |
引き分け | 1 |
ロベルト・ステイグリッツ(Robert Stieglitz、1981年6月20日 - )は、ドイツのプロボクサー。ロシア・エイスク出身。元WBO世界スーパーミドル級王者(2期)。
ドイツのマクデブルクを拠点に活動している。エキサイトマッチではロバート・スティーグリッツと表記されている。
日本語表記の記事では「ロベルト・ステイグリッツ」と表記されることが多いが、「ロベルト・シュティーグリッツ」のほうがドイツ語の発音に近い読み方である。
来歴
[編集]2001年4月7日、ウニベルスム・ボックス・プロモーションズと契約を交わしてプロデビュー。
2009年8月22日、ハンガリー・ブダペストでWBO世界スーパーミドル級王者カロリー・バルザイ(ハンガリー)と対戦し、11回0分12秒TKO勝ちで王座を奪取した[1]。
2010年11月20日、ドレスデンで同級9位のエンリケ・オルネラス(メキシコ)と対戦し、3-0の判定勝ちで4度目の防衛に成功した[2]。
2012年8月25日、ベルリン・O2アリーナにて元IBF世界ミドル級王者アルツール・アブラハム(ドイツ)と対戦し、0-3の判定負けで7度目の防衛に失敗、王座から陥落した。
2013年3月23日、アルツール・アブラハムと再戦し、4回負傷TKO勝ちで王座奪回に成功した[3]。
2013年7月13日、ドレスデンのエネルギー・フェアブント・アレーナでOPBF東洋太平洋スーパーミドル級王者清田祐三(フラッシュ赤羽)と対戦し、10回に清田の左目のカットにより負傷判定となり、3-0の判定勝ちで初防衛に成功した[4]。この試合は後に清田の左目の傷が有効打によるものと判明し10回TKO勝ちに変更となった。
2013年10月19日、ライプツィヒのEINSエキジビション・ホールで同級7位のアイザック・エクポ(ナイジェリア)と対戦し、3-0の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[5]。
2014年3月1日、マクデブルクのGETECアリーナでアルツール・アブラハムとリマッチを行い、1-2の判定負けを喫し3度目の防衛に失敗した[6]。
2014年11月8日、シュトゥットガルトのポルシェ・アレーナでフェリックス・シュトルムと75.5kgのキャッチウェイトのノンタイトル12回戦で対戦し、1-1(115-113、113-115、113-113)の判定で引き分けとなった[7]。
2015年2月25日、WBOがアルツール・アブラハムと指名戦を行うよう指令を出した[8]。
2015年7月18日、ノルトライン=ヴェストファーレン州ハレのゲリー・ウェバー・シュタディオンでWBO世界スーパーミドル級王者アルツール・アブラハムと4度目の対戦を行い、6回1分14秒TKO負けを喫した[9]。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:90戦80勝10敗
- プロボクシング:53戦47勝(27KO)5敗1分
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 | |
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1 | 2001年4月7日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | ペトル・ポコルニー | チェコ | プロデビュー戦 | |
2 | 2001年4月22日 | 勝利 | 1R | KO | パベル・ウェプレク | チェコ | ||
3 | 2001年4月28日 | 勝利 | 2R | KO | カレル・フェレンク | チェコ | ||
4 | 2001年6月8日 | 勝利 | 4R | TKO | トーマス・カグラー | チェコ | ||
5 | 2001年6月22日 | 勝利 | 2R | TKO | オンドレイ・オラー | チェコ | ||
6 | 2001年7月7日 | 勝利 | 2R 2:35 | TKO | パトリック・メディンガ | 南アフリカ共和国 | ||
7 | 2001年9月15日 | 勝利 | 4R | 判定 | ヘンリー・モビオ | コートジボワール | ||
8 | 2001年12月8日 | 勝利 | 3R | KO | ロマン・ニコデム | チェコ | ||
9 | 2002年1月5日 | 勝利 | 2R | TKO | テレンス・パリソ | 南アフリカ共和国 | ||
10 | 2002年2月23日 | 勝利 | 3R | TKO | ラズロ・ドルゴス | ハンガリー | ||
11 | 2002年3月16日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | ブルース・オズベク | トルコ | ||
12 | 2002年4月13日 | 勝利 | 3R 1:20 | TKO | ラズロ・ドルゴス | ハンガリー | ||
13 | 2002年5月11日 | 勝利 | 2R | KO | マリウス・ミハイ・ドゥミトル | ルーマニア | ||
14 | 2002年6月8日 | 勝利 | 4R 2:00 | TKO | パベル・キロック | チェコ | ||
15 | 2002年9月21日 | 勝利 | 3R 2:10 | TKO | タラル・サンティアゴ | オランダ | ||
16 | 2002年10月31日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | セルゲイ・カラネビッチ | ロシア | IBF世界ライトヘビー級ユース王座決定戦 | |
17 | 2003年3月1日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | デニス・ソロムコ | ベラルーシ | IBFユース防衛1 | |
18 | 2003年4月25日 | 勝利 | 4R | KO | ジェノ・ノバック | ハンガリー | ||
19 | 2003年7月5日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ロマン・アラミアン | ドイツ | IBFユース防衛2 | |
20 | 2003年9月20日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ユーリ・バラシャン | ウクライナ | IBFユース防衛3 | |
21 | 2003年11月29日 | 勝利 | 1R | TKO | マルシン・ラドラ | ポーランド | ||
22 | 2004年2月21日 | 勝利 | 7R 2:37 | TKO | ゲイルン・ブラウン | アメリカ合衆国 | IBF世界スーパーミドル級ユース王座決定戦 | |
23 | 2004年6月5日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ジャメル・セリーニ | ベルギー | IBFインターコンチネンタルスーパーミドル級王座決定戦 | |
24 | 2004年9月18日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ユーリ・ツァレンコ | ベラルーシ | IBFインターコンチネンタル防衛1 | |
25 | 2004年12月11日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | アレクサンダー・ザイツェフ | ロシア | IBFインターコンチネンタル防衛2 | |
26 | 2005年4月16日 | 勝利 | 11R終了 | TKO | ローレンス・チャップマン | アメリカ合衆国 | IBFインターコンチネンタル防衛3 | |
27 | 2005年7月9日 | 勝利 | 5R 2:30 | TKO | フランシス・チェカ | タンザニア | IBFインターコンチネンタル防衛4 | |
28 | 2005年12月3日 | 勝利 | 11R 0:35 | TKO | アレハンドロ・ベリオ | コロンビア | IBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦 | |
29 | 2006年10月10日 | 勝利 | 5R 2:50 | KO | エリック・ハワード | アメリカ合衆国 | ||
30 | 2007年3月3日 | 敗北 | 3R 2:40 | TKO | アレハンドロ・ベリオ | コロンビア | style="text-align:left" | IBF世界スーパーミドル級王座決定戦 |
31 | 2007年6月2日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | マーロン・ヘイス | アメリカ合衆国 | ||
32 | 2007年10月13日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ウィリアム・ガレ | 南アフリカ共和国 | ||
33 | 2008年3月22日 | 敗北 | 8R 1:53 | TKO | リブラド・アンドラーデ | メキシコ | IBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦 | |
34 | 2008年7月11日 | 勝利 | 5R 1:35 | TKO | ファワツ・ナシール | デンマーク | ||
35 | 2008年12月9日 | 勝利 | 12R | 判定2-1 | ルーカス・ビラスチク | ドイツ | WBCインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦 | |
36 | 2009年1月10日 | 勝利 | 4R 1:47 | TKO | ディミトリ・プロトクナス | エストニア | ||
37 | 2009年5月15日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | ジンドリッチ・ベレッキー | チェコ | ||
38 | 2009年8月22日 | 勝利 | 11R 0:12 | TKO | カロリー・バルザイ | ハンガリー | WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ | |
39 | 2010年1月9日 | 勝利 | 5R 1:48 | TKO | ルーベン・エデュアルド・アコスタ | アルゼンチン | WBO防衛1 | |
40 | 2010年4月17日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | エデュアルド・ガツネク | ドイツ | WBO防衛2 | |
41 | 2010年11月20日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | エンリケ・オルネラス | メキシコ | WBO防衛3 | |
42 | 2011年4月9日 | 勝利 | 10R | 失格 | コレン・ゲバー | アルメニア | WBO防衛4 | |
43 | 2012年1月14日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ヘンリー・ウェバー | ドイツ | WBO防衛5 | |
44 | 2012年5月5日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ネイダー・ハムダン | オーストラリア | WBO防衛6 | |
45 | 2012年8月25日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | アルツール・アブラハム | ドイツ | WBO王座陥落 | |
46 | 2013年1月26日 | 勝利 | 3R 1:45 | KO | ミハウ・ニエロダ | ポーランド | ||
47 | 2013年3月23日 | 勝利 | 4R 0:01 | TKO | アルツール・アブラハム | ドイツ | WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ | |
48 | 2013年7月13日 | 勝利 | 10R 0:40 | TKO | 清田祐三(フラッシュ赤羽) | 日本 | WBO防衛1 | |
49 | 2013年10月19日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | アイザック・エクポ | ナイジェリア | WBO防衛2 | |
50 | 2014年3月1日 | 敗北 | 12R | 判定1-2 | アルツール・アブラハム | ドイツ | WBO王座陥落 | |
51 | 2014年7月26日 | 勝利 | 10R 0:12 | TKO | セルゲイ・コミットスキー | ベラルーシ | WBOインターコンチネンタルスーパーミドル級王座決定戦 | |
52 | 2014年11月8日 | 引分 | 12R | 判定1-1 | フェリックス・シュトルム | ドイツ | ||
53 | 2015年7月18日 | 敗北 | 6R 1:14 | TKO | アルツール・アブラハム | ドイツ | WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ | |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- IBF世界ライトヘビー級ユース王座
- IBF世界スーパーミドル級ユース王座
- IBFインターコンチネンタルスーパーミドル級王座
- WBCインターナショナルスーパーミドル級王座
- 第7代WBO世界スーパーミドル級王座(防衛6度)
- WBOインターコンチネンタルスーパーミドル級王座
- 第9代WBO世界スーパーミドル級王座(防衛2度)
脚注
[編集]- ^ バルザイ、郷里でベルト失う WBO・S・ミドル級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月23日
- ^ ステイグリッツはV4 WBO・S・ミドル級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年11月21日
- ^ スティグリッツ王座奪回 アブラハムに負傷TKO勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2013年3月24日
- ^ 清田 10回負傷判定負け ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月14日
- ^ スティグリッツ判定でV2 チャーは“5冠”を手中 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年10月20日
- ^ アブラハムがベルト奪回 WBO・S・ミドル級 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月2日
- ^ 藤岡奈穂子が判定負け、3階級制覇ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月9日
- ^ “WBO orders Abraham-Stieglitz IV”. Fight.News (2015年2月25日). 2015年2月26日閲覧。
- ^ アブラハム“決着戦”制す、スティグリッツを6回撃沈 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年7月19日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 カロリー・バルザイ |
WBO世界スーパーミドル級王者 2009年8月22日 - 2012年8月25日 |
次王者 アルツール・アブラハム |
前王者 アルツール・アブラハム |
WBO世界スーパーミドル級王者 2013年3月23日 - 2014年3月1日 |
次王者 アルツール・アブラハム |