ロバート・ゲラー
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ロバート・ジェームズ・ゲラー(Robert James Geller、1952年2月9日[1] - )は、日本の地震学者。東京大学名誉教授。
人物
[編集]アメリカ・ニューヨーク生まれ。1973年、カリフォルニア工科大学地球物理学科卒。1977年、同大学地球惑星科学研究科博士課程修了(博士号修得)。同研究科特別研究員、スタンフォード大学地球物理学科助教授を経て、1984年、東京大学の初の任期無し外国人教官(理学部助教授)として採用され、1999年から東京大学大学院理学系研究科教授。2017年3月に定年退職。現在、東京大学名誉教授。2022年に日本国籍を取得。
主要研究テーマは、地震波動論及び数値シミュレーション、地球の3次元内部構造、地震予知の可能性の有無[2]。論文では地震予知研究の問題点を指摘し続けている。2011年には、日本語による初めての一般書『日本人は知らない「地震予知」の正体』を出版。2018年に「ゲラーさん、ニッポンに物申す」を出版した。
公益社団法人日本コントラクトブリッジ連盟の理事を務める。(1990年-2020年)
メディア関係においては主に読売テレビの『そこまで言って委員会NP』(かつての『たかじんのそこまで言って委員会』)に論客としてしばしば出演している。
趣味はコントラクトブリッジ。
論文
[編集]- 「ゆらぐ日本の地震予知」『ネイチャー』(1991年7月25日発行)
- 「地震予知はできない」『サイエンス』(1997年3月14日発行)
- 「日本の地震学、改革の時」『ネイチャー』(2011年4月28日発行)
- 「あえて『想定』しなかった東電と政府当局」『世界』(2011年7月号、pp. 74-81.)
- 「『想定外』という三文芝居」『中央公論』(2011年7月号、pp. 104-112.)
- 「賞味期限の切れた『東海地震』仮説」『環』夏号、藤原書店、pp.141-148. )
- 「日本は地震予知ができないことを認めるべき」 『ネイチャー』(2017年5月18日発行)
テレビ
[編集]- 「地震は予知できない! "想定外"という茶番劇」報道ライブインサイドOUT BS11
賞
[編集]2017年 日本地球惑星科学連合フェロー
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.406
- ^ “「地震は予知できない」という事実を直視せよ 国の地震予測地図はまったくアテにならない”. 東洋経済ONLINE. 2024年1月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- ロバート・ゲラー公式ホームページ
- Robert Geller (@rjgeller) - X(旧Twitter)
- RESEARCHERID
- Google Scholar
- “地球惑星科学専攻 教授 『地震波でみる地球の内部』”. 東京大学大学院理学系研究科・理学部. 2024年1月7日閲覧。