ロナルド・エカーズ
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Ronald Ekers ロナルド・エカーズAO FRS FAA | |
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2006年8月に開催された国際天文学連合の総会において | |
生誕 |
1941年9月18日(83歳) オーストラリア サウスオーストラリア州ヴィクターハーバー |
居住 | オーストラリア |
市民権 | オーストラリア |
国籍 | オーストラリア |
研究分野 | 天体物理学 |
研究機関 |
オーストラリア国立望遠鏡機構(ATNF) 超大型干渉電波望遠鏡群(VLA) |
出身校 |
アデレード大学 オーストラリア国立大学 |
博士課程 指導教員 | ジョン・ボルトン |
主な指導学生 | メラニー・ジョンストン=ホリット |
主な受賞歴 |
王立協会フェロー (2005)[1] オーストラリア科学アカデミーフェロー (1993) センテナリー・メダル (2003) マシュー・フリンダース・メダル (2005) |
公式サイト www | |
プロジェクト:人物伝 |
ロナルド・デイビッド・“ロン”・エカーズ(Ronald David "Ron" Ekers AO FRS FAA[1]、1941年9月18日 - )は、オーストラリアの電波天文学者である。活動銀河核、宇宙論、電波天文学などを専門分野とし、系外銀河などの電波天文学をつかった観測に功績がある。
生涯
[編集]エカーズは、サウスオーストラリア州ヴィクターハーバーで生まれた。幼い頃から天文学に興味を持っていた。10代の頃、望遠鏡を購入して星の位置を記録していた。
1963年にアデレード大学を卒業し、1967年にオーストラリア国立大学(ANU)でジョン・ボルトンの指導の下で天文学のPh.D.を取得した。ANUを卒業後、最初のポスドク研究は、リチャード・P・ファインマンやフレッド・ホイルが活躍していたカリフォルニア工科大学で行った。その後、ケンブリッジ大学、オランダのカプタイン研究所、アメリカ国立電波天文台などで働いた。
1980年から1987年まで超大型干渉電波望遠鏡群(VLA)の所長、1988年から2003年までオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)のオーストラリア国立望遠鏡機構(ATNF)の初代所長を務めた。2003年から2006年まで国際天文学連合(IAU)の会長を務めた。また、ピーター・グルーバー財団宇宙論賞の諮問委員会のメンバーでもある。
賞と栄誉
[編集]- 1993年 - オーストラリア科学アカデミーフェロー
- 1993年 - オランダ王立芸術科学アカデミー外国人会員[2]
- 2002年 - フェデレーション・フェローシップ
- 2003年 - アメリカ哲学協会外国人会員
- 2003年 - センテナリー・メダル
- 2004年 - ジャンスキー賞
- 2005年 - 王立協会フェロー
- 2005年 - オーストラリア科学アカデミー マシュー・フリンダース・メダル
- 2014年 - グロート・レーバー金メダル(電波天文学への革新的で重要な貢献に対して)[3]
- 2018年 - 米国科学アカデミー外国人準会員[4]
- オーストラリア勲章 オフィサー
脚注
[編集]- ^ a b Frater, R. H.; Ekers, R. D. (2012). “John Paul Wild AC CBE FAA FTSE. 17 May 1923 -- 10 May 2008”. Biographical Memoirs of Fellows of the Royal Society 58: 327–346. doi:10.1098/rsbm.2012.0034.
- ^ “R.D. Ekers”. オランダ王立芸術科学アカデミー. 5 March 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ “Grote Reber Medal Winners: 2014”. Queen Victoria Museum and Art Gallery. 1 May 2018閲覧。
- ^ “News from the National Academy of Sciences”. National Academy of Sciences. 1 May 2018閲覧。