ロスト・イン・ラヴ (エア・サプライのアルバム)
『ロスト・イン・ラヴ』 | ||||
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エア・サプライ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップ、ソフト・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アリスタ・レコード | |||
プロデュース |
リック・チャートフ チャールズ・フィッシャー ハリー・マスリン ロビー・ポーター | |||
エア・サプライ アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [1] |
『ロスト・イン・ラヴ』 (Lost in Love) は、オーストラリアのソフトロックバンド、エア・サプライによる5枚目のアルバムで、1980年3月にリリースされた。前作までの4枚のアルバムは、オーストラリア国外で注目を浴びることはなかったが、「ロスト・イン・ラヴ」は世界中のチャートで大きな成功を収めた。アメリカでは22位に達し[2]、トップ5に入るシングルが3曲も収録された。アルバムは300万枚以上を売り上げ、マルチ・プラチナ認定を果たした。
概要
[編集]ヒットシングルには、1980年5月にアメリカのチャートで3位となったタイトルトラック「ロスト・イン・ラヴ」を含んでいる。この曲は、彼らの代表曲であり、ラッセル・ヒッチコックもお気に入りの曲に挙げている[3]。シングル「オール・アウト・オブ・ラヴ」は、アルバムからの最大のヒット曲となり、全米2位を獲得した。この曲もエア・サプライで最も有名な曲と位置づけられている。シングル「ときめきの愛を」は、全米5位に達し、アルバムからは3つのシングルがトップ5入りを果たした[4]。シングルとしてはリリースされなかったが、「チャンセズ」もバンドのコンピレーションアルバムのほとんどに収録されている[5]。ディスコソングの「ジャスト・アナザー・ウーマン」は、このアルバムでオリジナルがリリースされ、1980年代にマレーシアでヒットした。
制作
[編集]アルバムは、プロデューサーのクライヴ・デイヴィスのおかげで一般のあいだでも人気となり、バンドはアメリカでリースするというアリスタ・レコードとアメリカでもリリースするという新しい契約を交わした。本作は、アメリカのチャートを揺るがしたエア・サプライ初のアルバムである。
反応
[編集]このアルバムがリリースされたことにより、エア・サプライは多くのファンを獲得し、「最も成功したポップグループ」、「1981年のベストグループ」と位置づけて考えられるほどにもなった[6]。批評家は、このアルバムを次作の『シーサイド・ラヴ』と共に彼らの最高傑作だと賞賛した[7]。
収録曲
[編集]- ロスト・イン・ラヴ - Lost in Love (Graham Russell) - 3:51
- オール・アウト・オブ・ラヴ - All Out of Love (Graham Russell, Clive Davis) - 3:59
- ときめきの愛を - Every Woman in the World (Dominic Bugatti, Frank Musker) - 3:33
- ジャスト・アナザー・ウーマン - Just Another Woman (Graham Russell) - 3:51
- ハヴィング・ユー・ニア・ミー - Having You Near Me (Graham Russell, Rex Goh, Clive Davis) - 3:50
- アメリカン・ハーツ - American Hearts (Graham Russell, Frank Musker, Clive Davis) - 3:13
- チャンセズ - Chances (Graham Russell) - 3:31
- オールド・ハビッツ・ダイ・ハード - Old Habits Die Hard (Criston Barker, David Moyse) - 3:03
- 燃えない心 - I Can't Get Excited (Graham Russell) - 5:01
- マイ・ベスト・フレンド - My Best Friend (Graham Russell) - 2:32
担当
[編集]エア・サプライ
[編集]- ラッセル・ヒッチコック: ヴォーカル
- グラハム・ラッセル: リズムギター、バッキングヴォーカル
- フランク・エスラー・スミス: キーボード、オーケストレーション
- デイヴィッド・モイーズ: ギター、ベース、バッキングヴォーカル
- ラルフ・クーパー: ドラム、パーカッション
アディショナルミュージシャン
[編集]- サム・マクナリー: キーボード
- クリストン・ベイカー: ベース、ヴォーカル
- トミー・エマニュエル: ギター
- カール・チャンドラー: チューバ
- トミー・ダッサロ: トライアングル、ヴォーカル
その他
[編集]- アレンジ - エア・サプライ、バリー・ファスマン、ハリー・マスリン&ロビー・ポーター
プロダクション
[編集]- クライヴ・デイヴィス: エグゼクティブ・プロデューサー
- プロデュース - リック・チャートフ、チャールズ・フィッシャー、ハリー・マスリン、ロビー・ポーター
- エンジニア - マーティン・ハリントン、リチャード・ラッシュ、ピーター・ウォーカー、ウィリアム・ウィットマン、アレン・ゼンツ
- アシスタントエンジニア - ジョン・ヴァンネスト
- ミキシング - ジム・ヒルトン、アレン・ゼンツ
- ミキシングアシスタント - リンダ・コービン
- マスタリング - ジョン・ゴールデン
出典
[編集]- ^ ロスト・イン・ラヴ - オールミュージック
- ^ Top Music Charts; Hot 100; Billboard 200 URL accessed December 8, 2008
- ^ Hitchcock, Russell. Forever Love: 36 Greatest Hits (1980–2001). 2003.
- ^ Lost in Love: Chart Awards: Billboard Singles Billboard 200. URL accessed December 8, 2008
- ^ Russell, Graham. Forever Love: 36 Greatest Hits (1980–2001). 2003.
- ^ Air Supply URL accessed December 8, 2008
- ^ Lost In Love: Overview URL accessed December 8, 2008