ロザウィック男爵
ロザウィック男爵(英:Baron Rotherwick)は、イギリスの男爵、貴族。連合王国貴族爵位。
歴史
[編集]初代準男爵サー・チャールズ・ケイザー(1843-1916)の五男サー・ハーバート・ケイザー(1881-1958)は海運業の雄にして南ポーツマス選挙区選出の庶民院議員を務めた保守党の政治家であった。[1]彼は1924年に連合王国準男爵位の(サウサンプトン州ティルニーの)準男爵(baronet, of Tylney in the County of Southampton)に叙せられた。[1][2]
ついで1939年には、連合王国貴族としてサウサンプトン州ティルニーのロザウィック男爵(Baron Rotherwick, of Tylney in the County of Southampton)に昇叙した。[1][3]
その孫にあたる3代男爵ハーバート(1954-)は保守党の政治家で、1999年の貴族院改革以降も貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人である。彼は2012年に親族の第5代準男爵サー・アーサー・ケイザー(1931-2012)の死去に伴って、曽祖父チャールズ由来の準男爵位であるパース州ガートモアの準男爵(Baronet, of Gartmore in the County of Perth)を継承したため、同準男爵位もロザウィック男爵の従属爵位となった。[1][4]
一族の邸宅は、オックスフォード州チャールブリー近郊に位置するコーンブリ・パーク(Cornbury Park)。[1]
一族のモットーは「Caute Sed Impavide.(慎重なれど大胆たれ)」。[1]
現当主の保有爵位/準男爵位
[編集]現当主である第3代ロザウィック男爵ハーバート・ロビン・ケイザーは以下の爵位を有する。[1]
- 第3代サウサンプトン州ティルニーのロザウィック男爵(3rd Baron Rotherwick, of Tylney in the County of Southampton)
(1939年6月8日の勅許状による連合王国貴族爵位) - 第6代(パース州ガートモアの)準男爵(6th Baronet, of Gartmore in the County of Perth)
(1904年12月12日の勅許状による連合王国準男爵位) - 第3代(サウサンプトン州ティルニーの)準男爵(3rd baronet, of Tylney in the County of Southampton)
(1924年1月29日の勅許状による連合王国準男爵位)
ロザウィック男爵(1939)
[編集]- 初代ロザウィック男爵ハーバート・ロビン・ケイザー (1881-1958 )
- 第2代ロザウィック男爵ハーバート・ロビン・ケイザー(1912–1996)
- 第3代ロザウィック男爵ハーバート・ロビン・ケイザー (1954- )
法定推定相続人は現当主の息子ハーバート・ロビン・ケイザー閣下(1989-)。
法定推定相続人の法定推定相続人は、その息子であるハーバート・ロビン・ケイザー(2017-)。