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ロクさん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロクさん
タイトル表記
繁体字 老炮兒
簡体字 老炮儿
拼音 lǎo pào er
英題 Better Days
各種情報
監督 グアン・フゥ(管虎
脚本 董潤年
製作 王中磊
出演者 馮小剛
張涵予
許晴
李易峰
呉亦凡
撮影 羅攀
製作会社 華誼兄弟傳媒股份有限公司
配給 華誼兄弟傳媒股份有限公司
公開 イタリアの旗 2015年9月12日
中華人民共和国の旗 2015年12月24日
中華民国の旗 2017年6月2日
上映時間 137分
製作国 中華人民共和国の旗 中国
言語 中国語
興行収入 9.02億人民元
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『ロクさん』(原題:老炮儿、英語題:Mr. Six)は、2015年中国映画管虎(グアン・フゥ)監督作品。本作は、第72回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション外部門に参加し、クロージング上映作品でもあった。

日本では2016東京・中国映画週間で上映された。

概要

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原題の「老炮児(ラオ・パオ・エル)」は、中国の北京方言で「鳥かごを提げゆっくり振りながら散歩する、手持ち無沙汰になる元不良の老人」という意味。

主人公のロクさんは、かつてチンピラであり、刑務所に入っていたことがある。それから30年の時が過ぎて、独りぼっちで小さな購買所を営んで生活をしていた。息子の暁波の関係が悪く、一緒に住まなくなっていた。ある日、暁波は他人の車を傷つけてしまい、取り押さえられてしまう。その車はチンピラの乗り回していた改造車であり、そのボス小飛の父親は官僚であった。ロクさんはドラ息子に昔の仁義について話して聞かせるが、逆に馬鹿にされてしまう[1]

暁波は小飛のとこから逃げ戻ってくる時、小飛の父親の汚職を証明する銀行の帳簿を持ち帰ってくる。小飛はロクさんを探しだすと、早く帳簿を返せと迫り、危険がせまる。

登場人物

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ロクさん
演 − 馮小剛(フォン・シャオガン)(青年時代:佟磊
本名は張學軍。元チンピラ。連中から「ロクさん」と呼ばれる。
話匣子/霞さん
演 − 許晴(シュイ・チン)
ロクさんと昔から付き合いが長い女。
悶三児
演 − 張涵予(チャン・ハンユー)
ロクさんの友人。ストーリーの冒頭で刑務所を出所した。
張暁波
演 − 李易峰(リー・イーフォン)
ロクさんのドラ息子。
小飛
演 − 呉亦凡(ウー・イーファン)
父が官僚である坊ちゃん。
燈罩児
演 − 劉樺
ロクさんの友人。
燈罩児の妻
演 − 梁静
侯小傑
演 − 白学綱
小飛の連中。
病院のボランティア三人
演 − TFBOYS
黄毛
演 − 張一山
張暁波のルームメイト。
溫さん
演 − 呉優
鄭虹
演 − 呉謹言
街で金乞いをし、ロクさんから助けをもらった女子大生。
小太妹
演 − 尚語賢(シャン・ユーシエン)

スタッフ

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受賞

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部門 ノミネート対象 結果
第52回台湾金馬奨[2] 主演男優賞 馮小剛 受賞
オリジナル脚本賞 管虎、董潤年 ノミネート
第10回アジア・フィルム・アワード[3] 作品賞 ロクさん ノミネート
監督賞 管虎 ノミネート
主演男優賞 馮小剛 ノミネート
撮影賞 羅攀 ノミネート
2015年度中国映画監督協会表彰大会[4] 作品賞 ロクさん 受賞
監督賞 管虎 受賞
男優賞 馮小剛 受賞
第23回北京大学生映画祭[5] 男優賞 馮小剛 受賞
委員会賞 ロクさん 受賞
第33回大衆映画百花賞[6] 主演女優賞 許晴 受賞
助演男優賞 李易峰 受賞
第36回香港電影金像奨[7] 中国・台湾映画賞 ロクさん 受賞
第31中国映画金鶏奨[8] 作品賞 ロクさん ノミネート
監督賞 管虎 ノミネート
脚本賞 管虎、董潤年 受賞
主演男優賞 馮小剛 ノミネート
音楽賞 竇鵬 ノミネート

脚注

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外部リンク

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