レ・フリゴ
レ・フリゴ | |
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2012年のレ・フリゴスの様子 | |
概要 | |
住所 | 19 rue des Frigos |
自治体 | パリ |
国 | フランス |
座標 | 北緯48度49分53秒 東経2度22分44秒 / 北緯48.8314度 東経2.3789度座標: 北緯48度49分53秒 東経2度22分44秒 / 北緯48.8314度 東経2.3789度 |
ウェブサイト | |
www |
レ・フリゴ(フランス語: Les Frigos)は、フランスのパリ13区のフリゴ通り19番地にあるアートセンターである。この大きな建物は、1920年に建てられた元冷蔵倉庫である。 1985年に占拠され、後に合法化された。建物は、同じくフリゴ通にあるオステルリッツ駅からそう遠くないところにある。13区の中のドゥ・ラ・ガール地区は、1970年代に開発が進み、産業施設と卸売市場は、近代的なオフィスピルに建て替えられた。その代表的なものが、新しいフランス国立図書館とパリ第7大学である。レ・フリゴは、この地区でフランス最大手の製粉会社グラン・ムーラン・ド・パリの旧工場と並んで現存する数少ない工場施設の廃墟になっている。
歴史
[編集]レ・フリゴはパリ13区にある[1]。もともとは1920年に建てられた冷凍倉庫だったが、1971年に主要食品市場がレ・アルからランジスの新しい国際市場に移転した後、廃墟となった[2]。
1985年、アーティスト集団がこの廃墟となった建物に居を構えた。部屋の数と防音対策は、2013年時点で約250人の新入居者にとって魅力的だった[3]。アーティストたちは財団を設立し、所有者であるフランス国鉄に家賃を支払い始めた[3]。彼らはまた、「91 Quai de la Gare」という組織を設立し、他の地元住民やプロジェクトと協力して、パリ・リヴ・ゴーシュ開発による地域の高級化に反対している[3]。
パリの他のアーティスト・スクワット(不法占拠、居座る、無断で居着くの意)としては、59 リヴォリがある[4][5]。
占拠
[編集]この敷地には90の工房を含む100人以上の入居者が働いている。2010年、入居者が整備した建物の賃料はおよそ500ユーロから2,700ユーロの範囲であった[6]。レ・フリゴでは、小規模な会社から出版社、美術工芸品など15の異なる職業が活動している。芸術家(著名な居住者には彫刻家のジャン=ポール・レティがいる)や小規模企業、演劇関係者や音楽家のためのリハーサル施設を管理する協会もある[7]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Court, Kala (6 July 2013). “Les Frigos: An Artist Squat in Paris' 13th Arrondissement”. Untapped New York 24 October 2016閲覧。
- ^ Vivant, Elsa (1 July 2007). “Les événements off : de la résistance à la mise en scène de la ville créative” (フランス語). Géocarrefour 82 (3): 131–140. doi:10.4000/geocarrefour.2188. ISSN 1627-4873.
- ^ a b c Aubouin, Nicolas; Coblence, Emmanuel (1 March 2013). “Les Nouveaux Territoires de l'Art, entre îlot et essaim” (フランス語). Territoire en Mouvement (17–18): 91–102. doi:10.4000/tem.2030. ISSN 1954-4863.
- ^ Yeung, Peter (11 October 2019). “Paris is killing its art squats to gentrify the city”. Dazed 16 January 2021閲覧。
- ^ “パリのSQUATアーティスト”. OVNI naviフランスをもっと楽しむ (2002年3月15日). 2024年9月23日閲覧。
- ^ Eric, Nguyen (20 July 2023). “lodeonline”. lodeonlinecash. 17 July 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。17 August 2023閲覧。
- ^ Sawyer, Stephen W. (2012). “What's in the Fridge? Counter-democratic mobilization in post-industrial urban "cultural" development”. In Grodach, Carl. The Politics of Urban Cultural Policy: Global Perspectives. Taylor & Francis. pp. 288–301. ISBN 978-02030-8877-7