レンゲイワヤナギ
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レンゲイワヤナギ | ||||||||||||||||||||||||
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レンゲイワヤナギ
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Salix nakamurana Koidz.[1] | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Salix nakamurana Koidz. f. stenophylla (Kimura) Kimura[2][3] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
レンゲイワヤナギ、タカネイワヤナギ、オオマルバヤナギ、ホソバタカネイワヤナギ[1][2]、(マルバヤナギ (Koidzumi 1916)、オオマルバヤナギ、ホソマルバヤナギ)[4]、(イヌマルバヤナギ[4]) | ||||||||||||||||||||||||
亜種、品種 | ||||||||||||||||||||||||
レンゲイワヤナギ(蓮華岩柳、学名:Salix nakamurana)は、高山帯に生育するヤナギ科ヤナギ属の落葉矮低木である。
特徴
[編集]樹高は10〜30cm程度の落葉矮小低木。枝は匍匐し小群落を作る。雪解け後に2〜5cm程度の楕円形の葉を出す。葉は全縁または緩い鋸歯を持つ。若葉のうちは2〜4mm程度の柔毛が密生するが、成葉には毛がなくなり光沢を持つ。花期は7月。雌雄異株で、枝先に雄花穂は3〜5cm程度の尾状花序をつける。
分布
[編集]北海道に分布する集団はエゾノタカネヤナギと呼ばれ、利尻、礼文、大雪山系、夕張山系等に分布。ほぼ同一範囲に自生するヒダカミネヤナギは若干小型であるが、風衝地に適応した地域型の可能性がある[10]。
南北アルプスの高山帯に自生する集団はレンゲイワヤナギ、タカネイワヤナギ等と呼ばれる。
保全状況評価
[編集]- 亜種エゾノタカネヤナギ Salix nakamurana subsp. yezoalpina
- 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)[11]
- 山形県版レッドデータブックでは絶滅危惧I類、岩手県版レッドデータブックでは準絶滅危惧種
脚注
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - レンゲイワヤナギ(2018年5月3日閲覧)
- ^ a b Ecol. Rev. 13: 200 (1953). basion.: var. stenophylla Kimura in B. M. T. 42: 574 (1928). Type: Nagano (Sinano), Mt. Yatsugatake (A.Kimura 1594, 17 Sep. 1927, TUS-K).
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - レンゲイワヤナギsynonym(2018年5月3日閲覧)
- ^ a b H.Ohashi in Sci. Rep. Tohoku Univ. ser. 4 (Biol.) 40(4): 305 (2001)
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - ケタカネイワヤナギ (2018年5月3日閲覧)
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - ヒダカミネヤナギ(2018年5月3日閲覧)
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - エゾノタカネヤナギ(2018年5月3日閲覧)
- ^ a b H.Ohashi (2001) では、レンゲイワヤナギと区別しない。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList) - イヌマルバヤナギ(2018年5月3日閲覧)
- ^ ヒダカミネヤナギ 北海道レッドデータブック
- ^ a b 環境省 (2007) 哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて