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レリエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レリエル (Leliel) は、『エノク書』に登場する[1]天使の1人で、[1][2][3]その名は、「神の夜」を意味する[4]懐妊を司る天使ライラ (Lailah)(ライリエル、ライラヘル)ともされる[2]。『ゾーハル』では出産を見守り、守護する女性的な天使であり、子供が生まれるとその子の運命を予言するという。しかし、ユダヤの伝承では男性的な天使とされることもあり、預言者アブラハムを助けて王たちと戦ったといわれる[4]。また、夜を司ることからしばしば悪魔的な存在とみなされることもある[4]

出典

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  1. ^ a b ジョン・ロナー著、鏡リュウジ宇佐和通訳『天使の事典 バビロニアから現代まで』 柏書房、1994年、52頁。
  2. ^ a b グスタフ・ディヴィッドスン著、吉永進一監訳『天使辞典』 創元社、2004年。
  3. ^ マルコム・ゴドウィン著、大瀧啓裕訳『天使の世界 (新装版)』 青土社、2004年、107頁。
  4. ^ a b c 天使悪魔ドットコム著『図説 天使悪魔辞典』 幻冬舎、2009年、62頁。