レイ・ターナー
Bendigo Braves No.35 | |
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ポジション | パワーフォワード |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1990年1月24日(34歳) |
出身地 | テキサス州 ヒューストン |
身長 | 206cm (6 ft 9 in) |
体重 | 104kg (229 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | テキサスA&M大学(2009-13) |
選手経歴 | |
2013 2014 2015 2015 2015-2016 2016 2016 |
Apollon Limassol BC Rockhampton Rockets Perth Redbacks Wellington_Saints 秋田ノーザンハピネッツ Rockhampton Rockets Falco KC Szombathely |
受賞歴 | |
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レイ・リー・ターナー(Ray Lee Turner、1990年1月25日 - )は、アメリカ合衆国のバスケットボール選手である。身長206cm、ポジションはパワーフォワード。テキサス州、ヒューストン出身。テキサスA&M大学卒業後プロ選手となり、キプロス、オーストラリア、日本、ハンガリーでプレイした。
来歴
[編集]少年期
[編集]ヒューストンのサウスパークに生まれたターナーには父親がおらず、病気を抱えた母の元で育ったが、幼少期は喧嘩や暴力、不登校など様々な問題を抱えていた。そんな彼の父親代わりとなったのが、サウスパークでバスケットボールスクールを開いていたキース・ペリーであった。ターナーはバスケットボールと出会うことで立ち直り、大学バスケットボール界を目指すようになった[1]。
高校
[編集]ターナーはサウスパークのジェシー・H・ジョーンズ高校に入学し、1年目の2007-08シーズンに1試合平均平均16.0得点、9.5リバウンド、4.5ブロックショットを記録した。翌2008-09シーズンには同16.5得点を記録して地区のMVPを獲得。地区代表、州代表にも選ばれた。また、テキサス州高校コーチ連盟のオールスターゲームにも参加し、ターナーのチームは29勝7敗でタイトルを獲得した[2]。
大学
[編集]テキサスA&M大学に入学したターナーは2009-10シーズン途中からベンチ入りし20試合に出場する。出場時間が1試合平均10分に達しない中で2.9得点、2.6リバウンドをあげた。2010年2月3日のミズーリ大学戦で見せたスラムダンクは、ESPNが選ぶトップ10プレイと、ビッグ12カンファレンス週間最優秀プレイに選ばれた[2][3]。
2010-11シーズンは、1試合の先発出場を含む32試合に出場し、1試合平均13.4分出場、4.0得点、3.2リバウンドを記録した。また、チーム最高のブロックショット数と、5番目のリバウンドを挙げた[2]。
2011-12シーズンは16試合の先発出場を含む32試合に出場、1試合平均21.6分出場、9.1得点、そしてチーム最高の5.5リバウンドを記録した。また彼はチーム最高のフィールドゴール成功率(57.3パーセント)と、チーム2番目の14ブロックショットを残した。シーズン最初の2試合ではキャリア初の20得点を挙げ、12月7日のサム・ヒューストン州立大学戦では15得点、10リバウンドでキャリア初のダブル・ダブルを記録した[2][4]。
2012-13シーズンは33試合に出場し、うち1試合を除いて先発出場した。23.4分の出場時間で3度のダブルダブルを記録、チーム3番目の303得点(1試合平均9.2得点)と、206リバウンド(同6.2)を挙げた[2][5]。
大学での個人成績
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009–10 | テキサスA&M | 20 | 0 | 9.8 | .590 | .000 | .500 | 2.6 | .0 | .3 | .6 | 2.9 | |
2010-11 | テキサスA&M | 32 | 1 | 13.4 | .462 | .000 | .603 | 3.2 | .2 | .2 | .5 | 4.0 | |
2011–12 | テキサスA&M | 32 | 16 | 21.6 | .573 | .000 | .607 | 5.5 | .3 | .4 | .4 | 9.1 | |
2012–13 | テキサスA&M | 33 | 32 | 23.4 | .515 | .000 | .627 | 6.2 | .2 | .4 | .7 | 9.2 | |
合計 | 117 | 49 | 17.9 | .533 | .000 | .605 | 4.6 | .2 | .3 | .6 | 6.6 |
プロ選手として
[編集]2013-14シーズン
[編集]2013年のNBAドラフトにて指名を受けなかったターナーは、8月から9月にかけてウルグアイリーグのプレシーズンゲームに参加し、クラブ・ビグア[6]とクラブ・アトレチコ・オリンピア[7]の一員として出場していた[8]。シーズンが始まるとターナーはキプロスに移り、アポロン・リマソールBCに加わり、7試合に出場して1試合平均7.3得点、7.0リバウンドを記録したが、給料の未払いが発生したため2013年12月にキプロスを去った[9]。
2014年2月20日、ターナーはオーストラリアの地区リーグクイーンズランド・バスケットボールリーグ(QBL)のロックハンプトン・ロケッツと契約した[10]。ターナーは同僚のアメリカ人選手チェハーレス・タプスコットと共に活躍し、ロケッツはレギュラーシーズンを14勝2敗で終え、プレイオフ準決勝に進出した。準決勝ではイプスウィッチ・フォースを破り、決勝ではトッド・ブランチフィールド擁するマッカイ・メテオスと対戦し、2勝0敗でチーム初となるリーグ2連覇を果たした。ターナーは2戦目で31得点15リバウンドを挙げ、この試合のMVPに選出された[11][12]。ターナーはロケッツで1試合平均20.5得点、12.8リバウンドを記録し、QBLオールリーグチームに選出された[13][14]。
2014-15シーズン
[編集]2014年11月1日、ターナーはNBAデベロップメント・リーグのドラフト会議においてロサンゼルス・ディーフェンダーズから3巡目指名を受けたが[15]、シーズン開幕前の11月12日に解雇された[16]。11月29日にはバスケットボール・ブンデスリーガのフェニックス・ハーゲンとトライアウト契約を結んだが[17][18]、試合には出場できずチームを離れた。
2015年2月、ターナーはオーストラリアに戻り、ステート・バスケットボールリーグのパース・レッドバックスと契約した[19][20]。4月27日、ターナーはウィレットン・タイガースとの試合でオーバータイムの末58得点26リバウンドを記録した[21]。5月15日にはコックバーン・クーガースとの試合で50得点をあげた[22]。レッドバックスの最終戦となった7月25日のサウスウエスト・スラマーズ戦では38得点20リバウンドで[23]、3度目となる週間最優秀選手賞を獲得した[24]。ターナーはこのシーズン、1試合平均でリーグ最高の31.2得点、同4位の16.1リバウンド、アシスト1.3とブロックショット1.8を記録した[25]。ターナーはリーグMVPを獲得した[26]が、チームは10勝16敗の11位でプレイオフ進出を逃した。
2015-16シーズン
[編集]2015年8月24日、ターナーはニュージーランドのウェリントン・セインツの一員として、台湾で行われるウィリアム・ジョーンズカップと、その直前の3日間のミニキャンプに参加した[27]。8月29日のチャイニーズ・タイペイBチーム戦では25得点、両チーム最多の16リバウンドを記録し102-85で勝利した[28]。セインツは8戦し3勝5敗の成績を残し、ターナーは1試合平均15.6得点、9.9リバウンドであった。ターナーとセインツはその後フィリピンにてMVPカップに参加し、フィリピン代表、チャイニーズ・タイペイ代表、フィリピンのプロチームと対戦した[29]。9月16日、秋田ノーザンハピネッツとの契約合意が発表された[30]。秋田では12月12日の高松ファイブアローズ戦で27得点、12リバウンドを挙げこの試合の優秀選手賞を獲得[31]、12月19日の京都ハンナリーズ戦では19得点を決め、当時西地区首位の京都を下した[32]。2016年2月13日の群馬クレインサンダーズ戦ではシーズン最多となる31得点18リバウンドを記録し[33]、4月23日の仙台89ERS戦でも最多タイの31得点を挙げた[34]。レギュラーシーズン52試合中50試合に出場したターナーは1試合平均16.0得点、10.1リバウンドの記録を残したほか、2016年1月24日に行われたbjリーグオールスターゲームのダンクコンテストにも選出された。プレイオフではファーストラウンド2戦目の福島ファイヤーボンズ戦で16得点[35]、地区準決勝の仙台戦でも2戦目で24得点を挙げ、チームのファイナルズ進出、3位入賞に貢献した[34]。
2016-17シーズン
[編集]2016年8月、ターナーはハンガリーのトップリーグに所属するファルコKCソンバトヘイと契約した[36] 。ターナーは11試合に出場、1試合平均18.5分の出場時間で9.4得点、5.2のリバウンドを挙げたが、12月22日、チームはターナーとの契約を解除した[37]。
背番号
[編集]背番号35は、大学のチームメイトで、2010年に交通事故によってこの世を去ったトビ・オイデジの背番号に由来している[2]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015-16 | 秋田 | 50 | 7 | 22.4 | .573 | .143 | .606 | 10.1 | 1.1 | 1.2 | 0.9 | 2.7 | 16.0 |
脚注
[編集]- ^ Zwerneman, Brent (March 4, 2010). “Aggies Insider: Turner's inspirational play, story light spark at A&M”. MySanAntonio.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ a b c d e f “Ray Turner Biography”. 12thman.com. 2015年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月19日閲覧。
- ^ “Aggie Basketball - Ray Turner Slam vs. Mizzou”. YouTube.com (February 3, 2010). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Ray Turner Game-by-Game Stats – 2011–12”. ESPN.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ “Ray Turner Game-by-Game Stats – 2012–13”. ESPN.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ “Turner inks at Bigua at the beginning of his pro career”. Latinbasket.com (August 23, 2013). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Olimpia inks Ray Turner”. Latinbasket.com (September 16, 2013). May 19, 2015閲覧。
- ^ “William Orozco jugará en Olimpia”. Montevideo.com.uy (September 25, 2013). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Ray Turner 206cm/104kg 4 Position”. VimeoPro.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ Plane, Melanie (February 21, 2014). “Ray the Rocket signs up for big season as power forward”. TheMorningBulletin.com.au. May 19, 2015閲覧。
- ^ Kippin, Lauren (2014年9月5日). “2014 QBL SEASON DRAWS TO A CLOSE”. BasketballQLD.com.au. 2015年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月19日閲覧。
- ^ Plane, Melanie (September 1, 2014). “VIDEO: Rockets are the toast of QBL again”. TheMorningBulletin.com.au. August 28, 2015閲覧。
- ^ “SBL season preview – Perth Redbacks”. FoxSportsPulse.com (March 12, 2015). May 19, 2015閲覧。
- ^ Kippin, Lauren (August 21, 2014). “2014 QBL AWARDS WINNERS”. BasketballQLD.com.au. May 19, 2015閲覧。
- ^ Dumo, Kyle (November 1, 2014). “D-Fenders Select Six in 2014 Draft”. NBA.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ Dumo, Kyle (November 12, 2014). “D-Fenders Waive Three Players”. NBA.com. May 19, 2015閲覧。
- ^ “Ray Turner vor Unterschrift bei Phoenix Hagen”. Schoenen-Dunk.de (November 29, 2014). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Ray Turner signs a tryout contract with Phoenix Hagen”. Sportando.com (November 29, 2014). May 19, 2015閲覧。
- ^ Williams, Guy (February 19, 2015). “Star import Tapscott returning to Rockets for another season”. TheMorningBulletin.com.au. May 19, 2015閲覧。
- ^ “Redbacks welcome Ray Turner”. FoxSportsPulse.com (February 23, 2015). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Tigers vs Redbacks”. FIBALiveStats.com (April 27, 2015). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Cougars vs Redbacks”. FIBALiveStats.com (May 16, 2015). May 19, 2015閲覧。
- ^ “Slammers vs Redbacks”. FIBALiveStats.com (July 25, 2015). July 25, 2015閲覧。
- ^ McAuliffe, Hugh (July 31, 2015). “SBL Round 20 Player of the Week”. Australiabasket.com. Sports I.T.. July 31, 2015閲覧。
- ^ “Player statistics for Ray Turner”. FoxSportsPulse.com. July 26, 2015閲覧。
- ^ “2015 Award Winners”. FoxSportsPulse.com (September 7, 2015). September 7, 2015閲覧。
- ^ Hyslop, Liam (August 24, 2015). “Wellington Saints bring in the heavy artillery for Asian tour”. Stuff.co.nz. August 31, 2015閲覧。
- ^ “籃球比賽記錄表”. 2015 William Jones Cup (2015年8月29日). 2015年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月31日閲覧。
- ^ Hyslop, Liam (September 10, 2015). “American basketballers honoured to perform haka on Wellington Saints tour”. Stuff.co.nz. September 13, 2015閲覧。
- ^ 『【新入団】レイ・ターナー選手 契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2015年9月16日 。2015年9月16日閲覧。
- ^ 大原進太郎 (2015年12月13日). “NH後半攻勢 高松下し2位”. 秋田魁新報
- ^ 大原進太郎 (2015年12月20日). “NH、京都に競り勝つ”. 秋田魁新報
- ^ 大原進太郎 (2016年2月14日). “NH、群馬に競り勝つ”. 秋田魁新報
- ^ a b 小松田直嗣 (2016年4月24日). “NH、仙台に競り負け”. 秋田魁新報
- ^ 小松田直嗣 (2016年5月2日). “NH後半猛追 福島を逆転”. 秋田魁新報
- ^ “Ötös posztra Ray Turner érkezik” (ハンガリー語). ファルコKCソンバトヘイ (2016年8月11日). 2017年1月1日閲覧。
- ^ “Ray Turner távozik a csapattól” (ハンガリー語). ファルコKCソンバトヘイ (2016年12月22日). 2017年1月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- Ray Turner (@FadeAwayRay35) - X(旧Twitter)
- “Ray Turner Profile 2015” (pdf) (英語). Executive Sports Management. 2015年9月16日閲覧。