コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

レイラ・フェルナンデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レイラ・フェルナンデス
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 同・ケベック州モントリオール
生年月日 (2002-09-06) 2002年9月6日(22歳)
身長 168cm
利き手 左(両手打ちバックハンド)
ツアー経歴
デビュー年 2019年
ツアー通算 3勝
シングルス 3勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 5,391,467 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2023・24)
全仏 ベスト8(2022)
全英 2回戦(2023・24)
全米 準優勝(2021)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2021)
全仏 準優勝(2023)
全英 3回戦(2024)
全米 ベスト8(2023)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 13位(2022年8月8日)
ダブルス 17位(2023年10月23日)

レイラ・アニー・フェルナンデス(Leylah Annie Fernandez、2002年9月6日 - )は、カナダモントリオール出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス3勝を挙げている。身長168cm。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング最高位はシングルス13位、ダブルス17位。

経歴

[編集]

生い立ち

[編集]

2002年にカナダケベック州モントリオールに生まれた。父親のホルヘ・フェルナンデス英語版エクアドル出身で元サッカー選手。母親のアイリーンはフィリピン系カナダ人[1]。妹のビアンカ・フェルナンデス英語版もテニス選手である[2]

ジュニア経歴

[編集]

2019年1月には全豪オープンジュニア女子シングルスに出場し、決勝で第1シードのクララ・タウソン英語版に敗れたものの準優勝した[3]

同年6月には全仏オープンジュニア女子シングルスに出場し、決勝でエマ・ナヴァッロを破って優勝した。カナダ人女性として初めてグランドスラムジュニア女子で優勝したカナダ人選手は2012年のウージニー・ブシャール以来である[2]。この優勝によってWTAジュニア女子ランキングで1位となった[4]

プロ経歴

[編集]

2021年

[編集]

2021年3月にはモンテレイ・オープンではシングルスで優勝し、18歳でWTAツアー初優勝を飾った。

2021年9月の2021年全米オープンシングルスにはノーシードとして出場した。3回戦では前回優勝者で第3シードの大坂なおみを、4回戦では優勝経験のある第16シードのアンゲリク・ケルバーを、準々決勝では第5シードのエリナ・スビトリナを、準決勝では優勝経験のある第2シードのアリーナ・サバレンカを破った。大会中に誕生日を迎えて19歳で決勝に進出し、同じ10代のエマ・ラドゥカヌに敗れて準優勝となった。

2022年

[編集]

2022年3月にはモンテレイ・オープンのシングルスで優勝し、同大会で2連覇を果たした。

2023年

[編集]

2023年3月のマイアミ・オープンにはテイラー・タウンゼント英語版と組んでダブルスに出場し、決勝ではコリ・ガウフジェシカ・ペグラのペアに敗れたものの、WTA1000トーナメントでは初めて準優勝した。同年6月の2023年全仏オープンにはタウンゼントと組んでダブルスに出場し、決勝では謝淑薇王欣瑜英語版のペアに敗れたものの、グランドスラム大会では初めて準優勝した。同年10月には香港オープンのシングルスで優勝し、WTAツアーにおいて3勝目を挙げた。

2024年

[編集]

2024年7月の2024年パリオリンピックのシングルスには第16シードとして出場した。1回戦でカロリナ・ムホバに、2回戦でクリスティーナ・ブクサに勝利したが、3回戦ではこの大会限りでの引退を表明していたアンゲリク・ケルバーに敗れた。ダブルスにはガブリエラ・ダブロウスキーと組んで第5シードとして出場したが、2回戦でミラ・アンドレーワディアナ・シュナイダー英語版のペアに敗れた。

人物

[編集]

女子選手がWTAツアーを転戦しながらオンライン学習で学位を取得できるようにWTAと提携しているインディアナ大学イースト校で経営学を学んでいる[5]。英語・フランス語・スペイン語を流暢に話すことができる[6]

サッカークラブのレアル・マドリードマンチェスター・シティFCのファンである[7]

脚注

[編集]
  1. ^ Roland-Garros : le titre juniors pour la Canadienne Leylah Annie Fernandez” (フランス語). L'Équipe. 7 September 2021時点のオリジナルよりアーカイブ2021年3月15日閲覧。
  2. ^ a b “Canadian Fernandez wins junior title in Paris”. The Canadian Press. (8 June 2019). オリジナルの9 June 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190609062618/https://www.tsn.ca/canadian-leylah-annie-fernandez-wins-junior-title-at-french-open-1.1318765 9 June 2019閲覧。 
  3. ^ “Canadian Fernandez loses to top seed in Australian Open junior final”. CBC. (25 January 2019). オリジナルの25 February 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190225070630/https://www.cbc.ca/sports/tennis/canadian-fernandez-loses-to-top-seed-in-australian-open-junior-final-1.4994190 28 January 2020閲覧。 
  4. ^ Hickey, Pat (11 June 2019). “With a Grand Slam junior title, Leylah Annie Fernandez has met one of her three goals this year”. Montreal Gazette. https://montrealgazette.com/sports/tennis/with-a-grand-slam-junior-title-leylah-annie-fernandez-has-met-one-of-her-three-goals-this-year 11 August 2023閲覧。 
  5. ^ Leylah Fernandez urges athletes to become financially literate as soon as possible”. cnbc.com. CNBC (3 March 2023). 1 October 2023閲覧。
  6. ^ How Well Do You Know Your Fed Cup Team?”. tenniscanada.com. Tennis Canada (11 September 2021). 29 May 2022閲覧。
  7. ^ Westerby, John (11 September 2021). “US Open: Small and tenacious Leylah Fernandez has taken inspiration from Pep Guardiola”. The Times. オリジナルの12 September 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210912130333/https://www.thetimes.co.uk/article/us-open-small-and-tenacious-leylah-fernandez-has-taken-inspiration-from-pep-guardiola-x539r3nsn 12 September 2021閲覧。