レイヨウジリス属
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レイヨウジリス属 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Ammospermophilus Merriam, 1892 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Antelope squirrel | |||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
レイヨウジリス属 (Ammospermophilus) は、ネズミ目(齧歯目)リス科に分類される属。
砂漠地帯に生息する小型のジリスで、アメリカ合衆国南西部およびメキシコ北部に分布する。
概要
[編集]アメリカおよびメキシコの砂漠または乾燥地帯に生息する。温熱に耐えることができ、体温が40度を超えても生き残ることができる。いずれの種もいくぶん同様の外観および行動をとる。体長14-17センチメートル、尾長6-10センチメートル、体重110-150グラム。尾はやや平らになっている。横腹に白色の1本の縞がある。顔には縞はない。自分で掘った巣穴に住む。昼行性で、冬期には活動的ではなくなるが冬眠はしないため、容易に見られる。
分類
[編集]5種からなる。生息範囲はほとんど重なっていない。和名はマクドナルド (1986, p. 154)[1]による。
- ハリスレイヨウジリス Ammospermophilus harrisii - アリゾナ州南部、ソノラ州に分布
- シマレイヨウジリス Ammospermophilus insularis - バハ・カリフォルニア・スル州エスピリトゥサント島(Isla Espíritu Santo)にのみ分布。2008年のIUCNレッドリストではオジロレイヨウジリスの亜種とされている[2]。
- テキサスレイヨウジリス Ammospermophilus interpres - テキサス州、ニューメキシコ州に分布
- オジロレイヨウジリス Ammospermophilus leucurus - ニューメキシコ州、アリゾナ州南部、カリフォルニア州、コロラド州、 ユタ州、ネバダ州、オレゴン州北部に分布。レイヨウジリス属で最も広範囲に分布している種。
- ネルソンレイヨウジリス Ammospermophilus nelsoni - カリフォルニア州サンホアキン・バレーに分布、絶滅危惧種。
脚注
[編集]- Thorington, R. W. Jr. and R. S. Hoffman. 2005. Family Sciuridae. pp. 754–818 in Mammal Species of the World a Taxonomic and Geographic Reference. D. E. Wilson and D. M. Reeder eds. Johns Hopkins University Press, Baltimore.
- ^ D.W.マクドナルド 編、今泉吉典 監修『小型草食獣 動物大百科 5』平凡社、1986年、154頁。
- ^ Linzey, A. V., Timm, R., Álvarez-Castañeda, S. T., Castro-Arellano, I. & Lacher, T. (2008). "Ammospermophilus leucurus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2008. International Union for Conservation of Nature. 2014年2月13日閲覧。