ルナーボール
ジャンル | テーブルゲーム |
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対応機種 |
PC-8800シリーズ (PC88) 対応機種一覧
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開発元 | コンパイル |
発売元 | ポニカ |
ディレクター | 仁井谷正充 |
デザイナー | 新谷憲司 |
プログラマー | 新谷憲司 |
音楽 | 宮本昌知 |
人数 | 1 - 2人(対戦プレイ) |
メディア | 5インチフロッピーディスク |
発売日 |
1985年6月 |
その他 | 型式:M58C-5079 |
『ルナーボール』 (Lunar Ball) は、1985年にコンパイルが開発し、ポニーキャニオンが販売したゲームソフト。ビリヤードをモチーフにしてアレンジを加えたテーブルゲームである。
1985年6月にPC-8800シリーズ版が、同年12月にMSX版およびファミリーコンピュータ版が発売された。ファミリーコンピュータ版は北米、欧州では『Lunar Pool』というタイトルで発売された。
概要
[編集]ルナー(lunar)とは月のことで、舞台は宇宙に設けられたステージとなっている。ルールは非常にシンプルで、ルナーボール(いわゆる手球。以下、手球と表記)を撞いて番号の付いた的球(惑星)をポケット代わりのブラックホールに落とし、全部落とせばステージクリアとなる。
ステージ数はPC-8800シリーズ版が20面、MSX版が32面、ファミリーコンピュータ版が60面で、MSX版およびファミコン版は最初からステージ選択が可能となっている。
ステージの形状は変化に富んでおり、オーソドックスな6ポケットを初め、三角形、正方形、八角形、またアルファベットやデザインを象ったものや、中央に障害物が付いたもの、ブラックホールが幾つも仕掛けられたものなど様々である。また、ボールの配置は2種類ずつあり、ステージによって初めから配置が決められている。
SG-1000では「チャンピオンビリヤード」のタイトルでセガから発売された。ステージ数は全50面。ゲーム内容はほぼ同じだが、デザインは通常のテーブルゲームになっている。
ゲーム内容
[編集]全ての的球をポケット(ブラックホール)に落とせばクリアである。ただし、手球をブラックホールに落とすと1個失う(ビリヤードでいうスクラッチ)。3回のショットで1個も的球を落とせない場合も手球を1個失う。手球を全て失うとゲームセットであるが、手球はゲームスタート時に3個あり、1ステージクリアする毎に手球が1個増えるので、ゲームオーバーになりにくく、初心者にも易しい設定となっている。
得点は的球のナンバーの数に比例し、落とした的球の分だけ得点となるが、一度に幾つも落とすと高得点が稼げる。また、連続でポケットに的球を落とす毎に、得点のレートが上がっていくので、一層の高得点を稼ぐことが出来る(的球が落ちないショットをするか、スクラッチになったときにレートは1に戻る)。当該ステージにおいて全てのショットで的球を落としてクリアした場合はパーフェクトボーナスとなり、高得点が与えられる。
手球が増える要素としては「ステージクリア(1個)」、「パーフェクト(1個)」、「レートが21以上になった時点からレートが上がるたびに1個」が存在する。
また、オプションで摩擦係数を変えることが可能である。摩擦係数は0~255(通常は32)まであり、数が少ないほどボールは止まりにくく(0だと延々と転がり続ける)、数が大きいほどほとんどボールが転がらなくなる。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
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1 | ルナーボール Lunar Pool Lunar Pool |
1985年12月5日 1987年10月 1991年 |
ファミリーコンピュータ MSX |
コンパイル | ポニーキャニオン FCI |
FC:192キロビットロムカセット MSX:256キロビットロムカセット |
FC: R49V5902 (PNF-LB) NES-LP-USA MSX:R49X5079 |
- | MSX版は日本国内のみ発売 |
2 | Lunar Pool Lunar Pool ルナーボール |
2007年8月10日 2007年10月22日 2007年12月11日 |
Wii | コンパイル | ポニーキャニオン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | - | ファミリーコンピュータ版の移植 |
スタッフ
[編集]- PC-8800シリーズ、MSX版
- ゲームデザイン、メイン・プログラム:新谷憲司
- サウンド・プログラム:広野隆行
- 音楽:宮本昌知
- タイトル・デザイン:寺本耕二
- ディレクター:仁井谷正充
- ファミリーコンピュータ版
- プログラム:JEMINI(広野隆行)
- アートデザイン:TERAMOTO(寺本耕二)
- 音楽:MIYAMOTO(宮本昌知)
- ゲームデザイン:YUNOKI
- ディレクター:NIITANI(仁井谷正充)
評価
[編集]評価 | ||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 2.89 | 2.57 | 2.77 | 2.43 | 2.23 | 3.43 | 15.82 |
- ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は別記の通り15.82点(満30点)となっている[2]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「マニアっぽい人向き」と紹介されている[2]。
脚注
[編集]- ^ a b “Lunar Pool for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年2月4日閲覧。
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、267頁。