ルイ・ロブ
ルイ・ロブ Louis Robbe | |
---|---|
フェデリコ・デ・マドラーソによる肖像画 | |
生誕 |
1806年11月17日 ベルギー、コルトレイク |
死没 |
1887年5月2日 (80歳没) ベルギー、ブリュッセル |
ルイ・ロブ(Louis Marie Dominique Romain Robbe、1806年11月17日 - 1887年5月2日[1])は、ベルギーの画家、版画家である。家畜のいる風景画を描いた。
略歴
[編集]ウェスト=フランデレン州のコルトレイクで生まれた。父親はコルトレイクの弁護士であった。寄宿学校で絵を学び、14歳から18歳までコルトレイクの美術学校で学んだが、父親と同じく法律家になる決意をして絵を描くのを止め、ヘントの大学で法律を学び、1830年に法学博士号を取得した。 ムールセレ州の判事として働き始めた。1831年にスペイン貴族の娘と結婚し、1833年になって再び絵を描き始めた。判事の仕事を4年間務めた後、1835年に死去した父親の跡を継いでコルトレイクで弁護士となった。1840年に財務省の法律コンサルタントとになり、1949年にブリュッセルに移った[2]。それ以後も法律家の仕事と画家の仕事を続けた。
コルトレイクの風景画家ヤン・バティスト・デ・ヨンヘ(Jan Baptiste de Jonghe: 1785–1844) に学んだともされる。家畜のいる風景画を描いたベルギーの画家、ウジェーヌ・フェルボークホーフェン(Eugène Verboeckhoven: 1798-1881)やフランスの画家、ジャック・レイモン・ブラスカサット(18040-1867)に影響を受けていたとされる。
1843年、スペインの政変のためにベルギーに移っていたスペインの画家ヘナロ・ペレス・ビジャミル(1807-1854)と友人になった。
エドゥアール・ウーテルマーテンス(Edward Woutermaertens: 1819–1897)やヴァンサン・デ・フォス (Vincent De Vos: 1829–1875)、ヴァレール・フェルフースト(Valère Verheust: 1841–1881)、ルイ=ピエール・フェルウェー(Louis-Pierre Verwee: 1804–1877)、ユーフロジーヌ・ベールナールト(1831-1901)といった画家に影響を与えたとされる。
1845年にフランスのレジオンドヌール勲章(シュバリエ)を受勲した[3]他、ベルギーのレオポルド勲章やスペインのカルロス3世勲章を受勲している[4]。
作品
[編集]-
羊とヤギのいる牧草地
ワルシャワ国立美術館 -
カンパーニャの風景 (1868)
-
丘の羊の群れ (1881)」
-
収穫 (1880)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- [Vapereau 1880] Gustave Vapereau, « Robbe (Louis-Marie-Dominique-Romain) », dans Dictionnaire universel des contemporains, Librairie Hachette, 1880, 5e éd. (lire en ligne [archive]), p. 1550-1551. Ouvrage utilisé pour la rédaction de l'article
- LECLERCQ, Emile, Louis Robbe. (Bruxelles) XXI, 10 (1889), t. 63, 196-199.
- Nationaal Biografisch Woordenboek, Deel 7, p. 793 en volgende ([1])