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ルイス・ホワイト・ベック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ルイス・ホワイト・ベック(Lewis White Beck、1913年9月26日 - 1997年6月7日)は、アメリカ合衆国の哲学者、ドイツ哲学の研究者。

ロチェスター大学のバーバンク教授(知性・道徳哲学)を務め、1949年から1966年まで同大学の哲学科長を務めた。

『実践理性批判』を始めとしたカントの著作の英訳や、著書『Studies in the Philosophy of Kant』(1965年)で知られる。

映像外部リンク
You may read Lewis White Beck's:
Studies in the Philosophy of Kant (1965)
Early German Philosophy: Kant and His Predecessors (1969)
and additional publications about Kant
Here on Archive.org

略歴

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1934年にエモリー大学で学士号、1935年にデューク大学で修士号、1937年にデューク大学で博士号を取得した。

ロチェスター大学に移る前は、ベルリン大学の留学生(1937-38年)、エモリー大学の講師(1938-41年)、デラウェア大学の助教授(1941-46年)、リーハイ大学の准教授(1946-48年)、同大学の教授(1948-49年)を歴任した。1963年にアメリカ芸術科学アカデミーのフェローに選出された[1]

1979年に引退し、ニューヨーク州ロチェスターで83年の生涯を閉じた。

著作(一部)

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単著

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  • Philosophic Inquiry: An Introduction to Philosophy (1952)
  • A Commentary on Kant's Critique of Practical Reason (1961)
    藤田昇吾訳『カント『実践理性批判』の注解』新地書房、1985年
  • Six Secular Philosophers (1966)
    藤田昇吾訳『6人の世俗哲学者たち:スピノザ・ヒューム・カント・ニーチェ・ジェイムズ・サンタヤナ』晃洋書房、2017年
  • Early German Philosophy: Kant and His Predecessors (1969)
  • The Actor and the Spectator (1975)
  • Essays on Kant and Hume (1978)
  • Mr. Boswell dines with Professor Kant (1979)

翻訳

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関連項目

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脚注

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  1. ^ Book of Members, 1780-2010: Chapter B”. American Academy of Arts and Sciences. May 29, 2011閲覧。

外部リンク

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